音、沈黙と測りあえるほどに


 

武満 徹 著の本です。

この本は知る人ぞ知る本で、まず文章のもつ素晴らしさに感嘆とします。

いくつかの文章は詩的に、そして西洋音楽的な構成をもって書かれていて、挿絵のように入る図形楽譜の芸術性にも目を見張ります。

もし、武満さんの音楽が好きで、まだこの本を読んでいなかったら是非読んでみてください。少しだけ紹介すると、

きみの息子は一歳になり、ぼくにも、やがて子供が生まれる。

ジョン・ケージの一時間四十分はもうとうにすぎて、新しいきみの一時間四十分がやってくる。

Piano distance は七分、Calligraphie は九分、Ichiyanagi は魔術的な時間係数を黒と白の記号にあらわすが、しかしストップウォッチは繊細に正確にふるえていた。………..続く

という文章からこの本は始まります。この数行でその世界観に引きずり込まれますね。。

下のリンクは新しく出た本のようで、著作を集めたもので5巻まであるようです。

芸術性の深度はその人間の深度に比例してるなと改めて思った本です。是非読んでみてください。

武満さんの音楽はこちらのページで紹介しています。

 


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Y-Bit Music

ベルリン在住、作曲家。 ゲーム音楽、ヒップホップビート、クラブミュージック、現代音楽とジャンルレスに活動中。全ての音楽を平等に愛し、面白い音楽をつくることを目標に生きています。 『空いっぱいの  光でできたパイプオルガンを ちからのかぎり』