ポップスの 構成、展開をミスチルで学ぼう。~ロックの作曲方法~ | 人人振動

ポップスの 構成、展開をミスチルで学ぼう。~ロックの作曲方法~

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音楽を作りたいけどどうやって作るの?

いいメロディーが浮かんだんだけど、その先が浮かばない。。。

展開がなくて単調。。。

 

ボビー君
ボビー君

そんなきみに、曲に物語を与える構成について、話そうと思う。いわゆる、A メロ とか サビ のことだ。曲が 10倍良くなるぜ。

 

コーヘー君
コーヘー君

ちょいちょいちょい、ボビー待ってくれ。音楽は魂の叫びだ!構成とかクールじゃなくねえか?そんなのよりハートだろ!レベルミュージックが聞いてあきれるぜ!

 

ボビー君
ボビー君

いや、それは違う。俺たちレゲエミュージシャンも適当にやってそうだが、ちゃんと構成は考えて作ってるぜ?

ボビー君
ボビー君

構成っていうのは音楽に物語性を与える大事な要素なんだ。

ポップスの 構成、展開をミスチルで学ぼう。~ロックの作曲方法~

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全体の構成を考える

 

ボビー君
ボビー君

じゃあはじめるぞ。曲っていうのは、上の絵のように構成されているんだ。別に上の順番通りじゃなくてもいいが、こんな感じが多いな。

 

コーヘー君
コーヘー君

オレは Aメロ とかだせえから、新曲は Intro 始まってすぐ サビ で ボーン!!といってやるぜ!

 

ボビー君
ボビー君

それも面白くていいかもな 笑 今回は、上の普通の構成に沿って、一個一個説明していく。

 

AメロとかBメロの 『A、B、C 』 というアルファベットについて

このアルファベットは リハーサル記号 というもので構成を分りやすくするために使われます。

1番簡単な作曲方法、代表的な構成 A-B-A
曲作ったけど、展開がなくて飽きる。 展開はあるんだけど、音が増えていくだけ。 そんな悩みを解消する、構成の方法を紹介します。 音楽を作り始める前にここをしっかりやっておくと、完成度が高く、楽に、早くできます...

 

ボビー君
ボビー君

一個一個説明していくぜ。

 

Intro (イントロ)

みなさん知っていると思います。

曲の前にピアノだったりギターだったりが、さらっと弾きますね。

楽器だけで曲のサビ部分を弾いたりもします。

 

ボビー君
ボビー君

俺の兄弟の曲だ。最高のイントロだろ?

Verse (A メロ)

最初のメロディーが始まります。これを Verse(A メロ)と言います。

静かに始まったり、最初から激しかったり色々なパターンがありますね。

 

ボビー君
ボビー君

Aメロ っていうのは、いうなればその曲の世界観を伝える場所だ。ここでなんの話をしてるのか語るんだ。

 

Bridge (B メロ)

ブリッジという名の通り、サビへの 橋渡し 的に出てきたりします。

 

ボビー君
ボビー君

A メロで語った物語をさらに膨らませるんだ。

コーヘー君
コーヘー君

俺に橋渡しはいらねえ。ボーンッ!だ。

 

Chorus (サビ)

 

コーヘー君
コーヘー君

俺が大好きな部分だな。

 

 

ボビー君
ボビー君

曲の中で一番盛り上がる場所で、曲の顔になる部分だ。みんな曲を思い出して口ずさむのはこの部分だ。

ここで曲を転調したり、リズムが変えたりして、全然メロとは違った感じにするんだ。

ここで、きみの言いたいことを大声で歌い上げるんだ。

 

 

Outro/Ending (アウトロ)

 

ボビー君
ボビー君

終わりよければ全て良し。 綺麗な終わりかただと後に残る印象も違うな。

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曲例

 

ボビー君
ボビー君

昔の日本の曲を例にしてその構成を書いてみたぜ。

 

1997年発表のMr.Children の曲です。

この記事を書いているのが2017年ですが、偶然ネットでこの曲に出会ったので選びました。いい曲ですよね。

では、この曲がどんな構成か考えながら聴いてみましょう。

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Tomorrow never knowsの構成

ボビー君
ボビー君

どんな構成か分かったかい?答えは。。。

 

Intro

Verse 1    とどまることを知らない………

Bridge    無邪気にひとを裏切れるほど………

Chorus    償うことさえ出来ずに…….

Intro 2 (間奏、Introと同じですが、最初より短い)

Verse 2 (Verse 1 より短い)  人は悲しいぐらい…….

Bridge 2  今より前に進むためには……..

Chorus 果てしない闇の向こうに…….

Solo (サックスソロが入っています)

Bridge 2      やさしさだけじゃ生きられない…….

~ここから全音上に転調~

Chorus 2(またサビになりますが、全音上に転調しさらに高揚感を持たせています) 果てしない闇の向こうに……

Chorus 3 少しぐらいはみ出したっていいさ……..

Outro (イントロと同じですが、これも全音転調しています)

 

リハーサル記号でみる

 

コーヘー君
コーヘー君

Verse だとか Chorus だとかめんどくせえな。これじゃ、歌うのに集中できねえよ。

 

ボビー君
ボビー君

そんな時にリハーサル記号だ。この曲をリハーサル記号で書くとこうなる。

 

A, B, C, D     A’, B’, C’, D’, E, C”, D”, D”, A”

 

ボビー君
ボビー君

『 ‘ 』は基本、前と同じでも、メロディーやコードが少し変化している場合に、区別化するために使うんだ。

 

コーヘー君
コーヘー君

A メロで、サビでって考えるよりだいぶ簡単になるな。

 

 

楽譜やコード譜を見てみる

 

 

ボビー君
ボビー君

聴いてなんとなくわかったら、楽譜やコード譜を見てみよう。

今回参考にしたのがこのサイトだ。 ありがとな。

 

 

 

Tomorrow never knows コード

 

しかし改めてこうみると、よく作られていますね。

歌詞もいいですが、メロディーも良い。それを支える構成もしっかりと作られています。

いい曲だなあ。と改めて思いました 😀

まとめ

 

ボビー君
ボビー君

こんな風に A メロサビ など意識して、好きな音楽を聴いてみてくれ。

 

コーヘー君
コーヘー君

。。。ハートだけじゃだめなんだな。。。

ボビー君
ボビー君

たしかにハートだけじゃだめだ、でも、それが一番さ 😀