世界的に人気のカセットテープ
最近CDは廃れていき、レコードやカセットなどがどんどん盛り上がっています。
確かにデータで音楽をやりとりするこの時代にCDは中途半端なメディアになってしまったかもしれません。僕も好きな音楽のアルバムを買うなら、レコードを買います、音も聴いていて気持ちいいんですね。
カセットはそんなアナログ感を出す手軽な機材です。
ということで、カセットレコーダーのすすめということで記事を書いていこうと思います。
カセットマルチトラックレコーダーの購入、修理
今回、マスタリングにヤマハのカセットマルチトラックレコーダー(略してMTR)MT-50 を使いました。
ヤフオクで動作未確認のジャンク品を500円で落としたものです。見た目は新品のように綺麗でしたが、再生ボタンを押しても中でカタカタ言うだけで動きませんでした。
原因は中のゴムの断絶。今の時代からするとゴムって(笑)ってなりますよね。ネットで購入したテープレコーダー用輪ゴムセットの中からサイズの合うものを選んで交換します。
すると、動作完璧!いい買い物でした。大抵動かない場合はこのゴムが原因なので、安く購入して自分で直しましょう。




テープの購入
そして次は、テープのほうも購入しなくてはなりません。
今住んでいるのがドイツなので、ヤフオクのようなサイト e-bay でハイポジ10本入りを20ユーロ(2300円位)で購入しました。
テープにも種類がありハイポジのものを探すと入手も難しいです。ちなみにテープの種類については他のサイトですがこちらに素敵な記事があるのでもし興味があれば。
カセットに録音
修理が終わったところで、実際に録音します。
パソコンでミックスした曲のオーディオ出力をカセットMTRのINPUTに挿し録音します。ガチャっとボタンを押したとき、自然とテンションも上がります。
そして、テープに録音した音源を再生し、またパソコンに取り込みました。
二つある中で、上がMPC2000を使って上記のテープのように通したもので、下がテープです。両方ノーマライズしてあります。
テープのほうが音が太くなっていますね。聴いた感じも独特の質感が出ています。
テープに録音すると勝手にテープコンプっていうのがかかるんです(自然なコンプレッサー)。

結果
結局二つをいい感じでミックスしました。これがその曲です。
曲の最初からサーって言うノイズが入ってると思いますが、それはテープとは関係なく、空気感を出すために雨の音を挿入したものです。
みなさんもカセットすごく面白いので、やってみてください。
ちなみにこの曲の使用機材は、MPC2000、エレキベース、ピアノ、ソフトシンセでそれをCubaseで加工したりしながら作りました。
本当ならオープンリールのカセットが最高ですが。。。
では、みなさん良い音楽ライフを♪