ジャズの聴き方がよく分からない。。。
ジャズを弾くけどソロが普通の極み。。。
すごいジャズってなんで凄いんだろう?と思います。僕もジャズが大好きでレコードも大量に持ってますし、自分でも弾きます。星の数ほどある録音の中で煌びやかに輝く『名盤』。。。何が名盤を名盤たらしめているのか!どないやねん!っていう話をジャズピアニストのフィリップ・ストレンジさん、音楽学者の岡田暁生さん、 の共著で書かれているのがこの本です。この本が素晴らしい本でジャズの理論的な話からジャズマンのストーリーも書いてあって純粋に面白い!この本に沿って改めて聴きなおすと全然違って聞こえます。ということで簡単に紹介していきます。
読めばジャズがもっとわかる!楽しくなる!『すごいジャズには理由(ワケ)がある』
本で取り上げられているミュージシャン
本では6人のジャズ・ジャイアントを取り上げ、その特徴、何が彼の音楽を特別にしているのか?を書いています。
- アート・テイタム
- チャーリー・パーカー
- マイルズ・デイヴィス
- オーネット・コールマン
- ジョン・コルトレーン
- ビル・エヴァンズ
そうそうたるジャイアントっぷり。。。
Art Tatum (アート・テイタム)
アート・テイタムに関しては、ソロピアノでの All The Things You Are を取り上げています。僕はジャズ好きとか言っておきながらこのバージョンを聴いたことなかったのですが(恥)、色彩的な和音で、曲の進み方もジェットコースターみたいです。一体音楽の中で何が起こってるのかを本では楽譜を交えて解説しています。とりあえず聴いてみましょう。
アート・テイタムの章で取り上げられているのは主に彼の使う和音ですが、技術的な話だけじゃなく色々な話しを織り交ぜて話しています。音楽学者の岡田暁生さんはクラシックの知識が豊富なので質問や感想も面白い。それに答えるフィリップさんも圧倒的な考察と、豊富な人生経験から出てくる話がまた面白い。
他の章でチャーリー・パーカーやマイルズ・デイヴィスの音楽についても語ってますが、これも面白い。。。ジャズって勝手に発生したものじゃなくて色々な音楽が絡み合って発生したものじゃないですか(ジャズに限らずだけど)? なので、音楽知識の深い二人がチャーリー・パーカーを語ったら色々な話になるんですね。これは読んでもらわないと分からないんですが、ジャズに収まらず二人の音楽マニア(凄くいい意味で)が織り成す話が最高ですし、音楽的なアイデアも自然と浮かんできます。
まとめ
これ以上書いても本読んだほうがいいので書きませんが、この本超おすすめです!