現代音楽のピアノ曲を紹介します。
更新は徐々にやっています。たまに覗いてください。
現代音楽のすすめ ~ピアノ編~
György Ligeti
僕の大好きな作曲家です。
Musica ricercata
Études for Piano
この Etude はベルリン芸術大のコンサートで聴いて感動した思い出があります。
弾いていたピアニストの女性も、素晴らしい演奏で本当に感動しました。
音が空中に浮いていくのが見えてびっくりしました。あのときに立ち会えて感謝です 🙂
ピアノのための練習曲で、次から次へと色々な発想で作曲されていて、本当におもしろいです!!
Arnold Schoenberg/ シェーンベルク
12音技法の生みの親シェーンベルクです。12音技法のはじまりは1900年初頭位で、もう100年以上前になるので現代音楽というのはおかしいですが、まあ。
6 kleine Klavierstücke Op 19
ピアノの小品集です。
この曲集は12音技法を使い始める少し前ですね。
この曲集は別記事でまとめています。
Zwei Klavierstücke, Op. 33
シェーンベルクのピアノ独奏曲としては最後の作品
Conlon Nancarrow
Studies for Player Piano / 自動ピアノの為の習作
自動ピアノを使った作曲です。
最初の方はただ早いだけのジャズですが、どんどんと自分の道を開発して行きました。
こちらの動画は音楽を声部に応じて色で視覚化したもので見てみるとカノン形式になってます。
見やすいですねー。
吉松隆 – プレアデス舞曲
どんどんと冷たい計算のようになっていく現代音楽(そうとは言い切れませんが)に反発し、あくまでも美しいメロディー、ハーモニーにこだわり、かつ新しいアプローチを繰り返してきた吉松さん。美しい曲集です。
Arvo Pärt
Arvo Pärtの作曲スタイルでTintinnabuli(ラテン語でベルの意味)と呼ばれます。
古い教会音楽にインスピレーションを得た音楽で、最小の音で神聖で美しい世界を作り上げています。
ピアノ曲ではありませんが、この曲も美しいです。
聴いているとおとぎ話の中にいるような気分になりますね。
題名の『Spiegel im Spiegel』はドイツ語で、鏡の中の鏡 という意味です。なんか漢字にすると見た目カッコイイですね。
Karlheinz Stockhausen/ シュトックハウゼン
Klavierstücke
現代音楽と言ったらこんな感じでしょ、という曲調です 🙂
でもそう思うのはシュトックハウゼンが有名でその代名詞のようになっているからかも知れません。
シュトックハウゼンは天才的な作曲家でその独特な作曲技法、記譜法は今も注目されています。
そんな彼の作品解説を読める本が出版されました。僕も勉強したいなと思いつつも、その莫大な情報量に圧倒され出来ませんでした(たまに一曲楽譜を借りてきてみてみる程度)。ありがたし。
Peter Ablinger
人の話し声を解析してピアノで演奏したものです。
普段の会話も私たちはこんな風に聞いてるんですね。。。。
そういえば、スティーブ・ライヒも人の話し声の音程を作曲に取り入れてました。
Peter Ablingerのものではありませんが、ポップ音楽で試したもの。
ピアノの音だけなのに歌詞が聞こえてきます。脳が勝手に変換してるんですね。