現代音楽のすすめ ~ピアノ編~

 

現代音楽のすすめ ~ピアノ編~

 

近代 (1900~) のピアノ曲はこちらで紹介しています。

更新は徐々にやっています。たまに覗いてください。

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György Ligeti

僕の大好きな作曲家です。

Musica ricercata

Ligeti, Musica ricercata (selección)- Noelia Rodiles

 

Études for Piano

この Etude はベルリン芸術大のコンサートで聴いて感動した思い出があります。

弾いていたピアニストの女性も、素晴らしい演奏で本当に感動しました。

音が空中に浮いていくのが見えてびっくりしました。あのときに立ち会えて感謝です 🙂

ピアノのための練習曲で、次から次へと色々な発想で作曲されていて、本当におもしろいです!!

György Ligeti – Études for Piano (1985-2001, audio+score)

 

 

Arnold Schoenberg/ シェーンベルク

12音技法の生みの親シェーンベルクです。

12音技法のはじまりは1900年初頭位で、もう100年以上前になるので現代音楽というのはおかしいですが、まあ。

6 kleine Klavierstücke Op 19

ピアノの小品集です。

この曲集は12音技法を使い始める少し前ですね。

この曲集は別記事でまとめています。

シェーンベルク - Sechs kleine Klavierstücke, Op.19 について
今回は12音技法で有名な Arnord Schoenberg のピアノ曲  Sechs kleine Klavierstücke (6つの小さなピアノ曲) に出会ったので、この曲集がどのように作曲されたのかなどを書いていきたいと思い...
Arnold Schoenberg, 6 kleine Klavierstücke Op 19

Zwei Klavierstücke, Op. 33

シェーンベルクのピアノ独奏曲としては最後の作品

Schoenberg Klavierstuck Op. 33a and Op. 33b.mp4

 

Conlon Nancarrow

Studies for Player Piano / 自動ピアノの為の習作

自動ピアノを使った作曲です。

最初の方はただ早いだけのジャズですが、どんどんと自分の道を開発して行きました。

Conlon Nancarrow – Studies for Player Piano Volume I & II (Full)
Conlon Nancarrow – Studies for Player Piano Volume III & IV (Full)
Conlon Nancarrow – Studies for Player Piano Volume V (Full)

 

こちらの動画は音楽を声部に応じて色で視覚化したもので見てみるとカノン形式になってます。

見やすいですねー。

Nancarrow, Study #37 for Player Piano (score)

 

吉松隆 – プレアデス舞曲

どんどんと冷たい計算のようになっていく現代音楽(そうとは言い切れませんが)に反発し、あくまでも美しいメロディー、ハーモニーにこだわり、かつ新しいアプローチを繰り返してきた吉松さん。美しい曲集です。

Takashi Yoshimatsu – Pleiades Dances, Kyoko Tabe

 

 

Arvo Pärt

Arvo Pärtの作曲スタイルでTintinnabuli(ラテン語でベルの意味)と呼ばれます。

古い教会音楽にインスピレーションを得た音楽で、最小の音で神聖で美しい世界を作り上げています。

Arvo Pärt Fur Alina 1976

 

 

ピアノ曲ではありませんが、この曲も美しいです。

聴いているとおとぎ話の中にいるような気分になりますね。

題名の『Spiegel im Spiegel』はドイツ語で、鏡の中の鏡という意味です。

Arvo Pärt- Spiegel im Spiegel

 

Karlheinz Stockhausen/ シュトックハウゼン

Klavierstücke

現代音楽と言ったらこんな感じでしょ、という曲調です 🙂

でもそう思うのはシュトックハウゼンが有名でその代名詞のようになっているからかも知れません。

Stockhausen – Klavierstücke I – X [Audio + Score]

 

この曲集の5番を使って一曲作曲しました。

現代音楽の一部を使い新しい曲をつくる
Karlheinz Stockhausen (シュトックハウゼン)作曲のピアノ曲  『Klavierstück V』の一部分を使い作曲しました。 シュトックハウゼンなどの現代音楽には、古典音楽のような繰り返しがなく、理解が難しいです。...

シュトックハウゼンは天才的な作曲家でその独特な作曲技法、記譜法は今も注目されています。

そんな彼の作品解説を読める本が出版されました。僕も勉強したいなと思いつつも、その莫大な情報量に圧倒され出来ませんでした(たまに一曲楽譜を借りてきてみてみる程度)。ありがたし。

 

 

Peter Ablinger

人の話し声を解析してピアノで演奏したものです。

普段の会話も私たちはこんな風に聞いてるんですね。。。。

そういえば、スティーブ・ライヒも人の話し声の音程を作曲に取り入れてました。

Speaking Piano – Now with (somewhat decent) captions!
TALKING PIANO – Can You Understand What the Piano Says and Sing?

Peter Ablingerのものではありませんが、ポップ音楽で試したもの。

ピアノの音だけなのに歌詞が聞こえてきます。脳が勝手に変換してるんですね。

Auditory Illusions: Hearing Lyrics Where There Are None
Peter Ablinger – from Voices and Piano (1998-present)

 

三輪 眞弘 – Rainbow Machine

日本を代表する作曲家の一人です。

曲も好きですが、Rainbow Machine という曲名が特に好きです 😀

"Rainbow Machine" Koan-001 (2015) Masahiro Miwa

 

 

西村 朗 – Mirror of stars

西村 朗さんも日本の代表的な作曲家です。

この曲は楽譜を見たことがあるのですが、最初に指定された箇所の鍵盤を押し、ソステヌートペダル(真ん中のペダル)を踏みっぱなしにします。

それにより、その部分はミュートされていないため、共振しサステインが鳴ります。

この美しい持続音を使い表現している曲です。鳥肌が立つほど美しい曲ですね。

また三輪さんの時と同じ感想ですが、、、曲名が素敵です 😀

Akira Nishimura – Mirror of stars (1977)

 

 

ジョン・ケージ / John Cage

現代音楽といってはずせないのが、ジョン・ケージです。

音楽の可能性を大幅に広げました。

ピアノの弦にネジやゴムを挟み音を変えたり、ピアノの蓋を閉めて打楽器として使用したり、座ってるだけで弾かなかったり。。。

真のパンクですね。現代音楽の作曲家は知的なパンクです。パンクではないか、学者か。

音楽の可能性を広げ続けた作曲家 ジョン・ケージ / John Cage
ジョン・ケージの音楽をまとめてみよう 現代音楽の巨人『ジョン・ケージ』の作品を年代別にまとめてみました。 個人的な勉強で色々音楽を聴いていたわけですが、折角ならまとめておこうということで。 2019年、現在進行形で...

 

 

진은숙 (Unsuk Chin) – Six Piano Études

陳銀淑 - Wikipedia

ドーンとくる音楽が天才的ですね。。。

余談ですが、この動画のように楽譜ごとあがってるの凄くありがたいです。

現代の音楽は楽譜を探すのが大変ですし、作曲家は大抵そんなにお金持ちではありません(笑)

このように動画を楽譜が見れるのはありがたいことです。

誰もこの動画を切り取ってコピーして楽譜として使おうとは思わないでしょうし。

色々意見はあるかもしれませんが、僕は大賛成です。

진은숙 (Unsuk Chin) – Six Piano Études

 

藤倉 大

藤倉さんは今の世界を代表する作曲家の1人です。

ウェブサイトでピアノ曲以外にも色々聴けます。

どの曲も凄まじい。天才。

Index
藤倉 大: エチュードII 「ディーペンド・アーク」 pf.山口友由実:Yamaguchi,Yuumi

 

Tom Johnson- The Chord Catalog [1985]

1オクターブ内の音の組み合わせで作曲された曲です。

はじめは2音の組み合わせ→3音→4音(715個)→5音(1287個)と増えていきます。

最終的に10個の音符の組み合わせまでいきます。

Johnson – Chord Catalog

 

George Crumb – Makrokosmos / ジョージ・クラム

バルトークのピアノ曲集で Mikrokosmos がありますね。この曲集はミクロに対してマクロになっています。バルトークを意識したかは分かりませんが。

天才作曲家バルトークの作曲技法を盗め!
Mikrokosmos はハンガリーの作曲家バルトークが作曲したピアノ曲集で1-6巻まであり、少しづつレベルが上がっていくというものです。 天才作曲家バルトークの作曲技法を盗め! 初見の練習にも使える 1巻から3巻くら...

ミクロ=非常に小さいもの。極微。

マクロ=巨大。巨視的。巨視的にみたもの

特殊技法が盛りだくさん、奏者が歌ったり口笛を吹いたりする、楽譜が丸かったりする。

for amplified piano と言うのは マイクとアンプでピアノの音を増幅させて演奏されます。

Crumb – Makrokosmos I, Twelve Fantasy-Pieces after the Zodiac [Audio + Score]

 

こちらでは実際に演奏している風景がみれます。

Makrokosmos I, George Crumb [Alfonso Gómez, piano]

 

 

Henry Cowell – Aeolian Harp / ヘンリー・カウェル – エオリアン・ハープ

ピアノの内側を弾く内部奏法の最初の曲です。

Henry Cowell, Aeolian Harp (1923)

 

つづく。。。たまに増えてます。