作曲家にして建築家 -ヤニス・クセナキス / Iannis Xenakis


 

僕にとって彼の音楽は特別で、数少ない宇宙を感じさせてくれる、最大限に尊敬している作曲家です 🙂 

クセナキスはギリシャ系フランス人で、建築家であり、作曲家でもあります。ここからwikipedia などを参照しながら彼の音楽を紹介していきます。

 

wiki – ヤニス・クセナキス

英語のサイトですが、公式のサイトがあります。 http://www.iannis-xenakis.org/


 

作品

クセナキスの作品を追いながら、見ていきましょう。

 

前期

美しいピアノ曲

何とかレッスン代を確保し、アルチュール・オネゲルに師事するが、批判と文句ばかりで辟易して一回でやめる。このころの作品は自主撤回するなどした。「オネゲルからの言葉は、もっぱら技術へのクレームに終始した」と本人は語る[2]。落胆した彼はその時期の作品を多く破棄したが、現在は破棄を免れた数作のみ現存する。ピアノのための『六つのシャンソン』はその時期の作品である。

その作品がこちら。

 

 

クセナキスの作品をすでに聴いたことがある人は、彼がこのような曲を作曲していた事に驚くのではないでしょうか?

 

この時代のクセナキスはこのように語っていたそうです。

I was trying to find my identity, and my Greek origins suddenly became important to me; the example of Mussorgsky and Bartók warned me that I had to understand and love Greek folk music.

僕は自分の個性を見つけようとしていたんだ、その時自分のギリシャ人としての存在が突然重要だと気付いた。

Mussorgsky や Bartók が故郷の音楽性を愛したように、ギリシャ音楽を愛してることに気付いたんだ。

聴いていると、バルトークのような雰囲気を感じますね。美しい作品です。そしてクセナキスは次の段階へ

 

数学を作曲に用いる

その後パリ音楽院オリヴィエ・メシアンらに師事する。このときメシアンに「君は数学を知っている。なぜそれを作曲に応用しないのか。伝統的な修練は、あってもなくても同じではないか」[3][4]と言われ、その慧眼に強い霊感を受けた。

そして数学で生み出されるグラフ図形を元に、縦軸を音高、横軸を時間と見做し音響の変化を綴る形で作曲したオーケストラ曲『メタスタシス』を1954年に作曲し、ドナウエッシンゲン音楽祭で鮮烈なデビューを飾る。『メタスタシス』は3部よりなる管弦楽曲『アナステナリア』(1952-54)の第3曲目であるが、あまりに作風が他とかけ離れて先鋭的であるため、これを独自に作品1とした。

 

Metastasis

 

いやー素晴らしくぶっ飛んだ作品で最高です!とうとう自分の世界、音楽を発見した!といった感じです。

まだクセナキスの曲を良く知らなかった時に考えていた構想、音があったのですが、この作品の音のアイデアがまさしく僕の想像していたもので、しかも、僕が考えていたのより精密に、遥か上のレベルですでに作曲されていたことに気付き、ガッカリしたと同時に恥ずかしく感じました。

作曲するには、音楽を想像(創造)するのと同じくらい勉強しないといけません。

 

作曲家のルチアーノ・ベリオがいった言葉で、

『私は、創造性と研究(リサーチ)は、同義語だと考えています。リサーチのない創造性は意味のないものと思います。』

ちゃんと今までの音楽を知らないと、新しい創造はできない。新しい創造は以前の作曲家に挑むということでもあるから、そう簡単じゃないんです。特に現代は音楽も複雑に広がってるし。

今、改めて Metastasis 聴いてるけどやっぱ、すごい。。。脳がかき混ぜられる。

 

照明演出を伴う電子音楽『ポリトープ』 / Polytope

英語ですが、細かく書いているサイトがあるので、紹介しておきます。

Yannis Xenakis’ Polytopes: Cosmogonies in Sound and Architecture

下の動画はPolytopeを実際に形にしている所を写したドキュメンタリーです。音声がないので、下のPolytopeの音声動画と見てもいいです。

 

 

1970年の大阪万博で発表された曲

『Hibiki Hana Ma』 日本語で 『響き 花 間』 です。8トラックテープのための作曲です。

その会場では、700個程度のスピーカーが床の下にバラバラに置かれ、その他に128個のスピーカーが空中に水平に吊り下げられていたそうです。

大阪万博と言ったら、太陽の塔!岡本太郎!

クセナキス!岡本太郎!!いやーとんでもない方々が当時の時代を作っていましたね!

両者ともに破壊的な力を持った芸術家!

 

中期

 

 

後期


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Y-Bit Music

ベルリン在住、作曲家。 ゲーム音楽、ヒップホップビート、クラブミュージック、現代音楽とジャンルレスに活動中。全ての音楽を平等に愛し、面白い音楽をつくることを目標に生きています。 『空いっぱいの  光でできたパイプオルガンを ちからのかぎり』