形式で最古に近いといわれている形式 Barform (バール形式)
こんにちわ、みなさん作曲していますか?
今回は、ヨーロッパ音楽の1つの形式で最古に近いといわれている形式 Barform (バール形式)を説明します。
Barform
これは、ヨーロッパの教会音楽などにみられる構成です。Wikipedia を見ると、
とあります。
吟遊詩人というフレーズを聴くと、ちょっとテンションがあがるのは僕だけではないはずです 😉
構成は A-A-B となっています。
最初の A
単体の A のことを Stollen(シュトーレン) と呼び、これを二回繰り返します。これをまとめて Aufgesang(アオフゲザング) と言います。
二回目の A
二回続く A は同じ長さで、また二回目の A は 主音 で終わります。
そして B
B が始まるわけですが、Abgesang (アップゲザング)と呼び、長さは大抵一つの Stollen よりも長いです。
この形式は古い教会音楽などでよく見られます。Wikipedia をみると、
とあります。
曲例
実際の曲例を聴いてみましょう。
下の動画、Richard Wagner 作曲の “Morgenlich leuchtend”; Die Meistersinger von Nürnberg は、
A-A’-B の構成です。動画では1分45秒まで最初の A(Stollen)が続きます。
いかがでしたか?
このように同じ形式でも短い長さのものから、長いものまであります。A が2分近く続くと気づくのも難しいですね。
是非この構成で作曲してみてください。
では、良い音楽ライフを♪