僕は音楽が好きです。作曲もするし、楽器も弾くので音楽を沢山聴きますし、本も読みます。それでその中でこれは！！っていう音楽に出会うんですよ。しかも全然知られてない。これは人類の損失としか言いようがない。みんなに知って欲しい、なんならそのミュージシャンも稼いで欲しい！ということでそんな最高なのに知られていない珠玉のアルバムを紹介しようと思います！
今回は第二弾でクラリネット奏者 Ben Goldberg の紹介です！
第一回目はこちら
隠れた名盤を紹介② 即興演奏の世界 BEN GOLDBERG
BEN GOLDBERG SCHOOL — VOL 2: HARD SCIENCE
このアルバムに関しては本人が書いたコンセプトが記されています。引用しかつDeepLで翻訳すると、
『Hard Science』は、Ben Goldberg Schoolの2枚目のレコードです（1枚目は『Vol 1: The Humanities』というアルバムです）。2021年7月に、ある特殊な戦略で録音された。
私はグループに音楽を教えなかったし、リハーサルもしなかった。その代わり、事前に複雑なパッセージをいくつか送っておき、スタジオでは私が各曲を弾き始め、ミュージシャンが適当につま弾くようにしたのです。きっかけは、「楽譜を目の前にすると、その人の読譜力に頼ってしまうのではないか」ということでした。この方法は、逆に、その瞬間の彼らの人間性に頼っているのです。収録曲のほとんどはファーストテイクですが、中には何度も聴き直して、コツをつかんでもらった曲もあります。
このレコーディングの後、私はソロ・コンサートや、私とリバティ・エルマン、ジェラルド・クリーヴァーのトリオでこの曲を演奏し続けました。私はこの曲集を “Porch Concert Material “と呼ぶようになった。だから、これらの曲のタイトルはPCMと呼ばれている。
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Hard Science is the second record by Ben Goldberg School. (The first album is called Vol 1: The Humanities). It was recorded in July 2021, with a particular strategy: I didn’t teach the music to the group, or rehearse. Instead i sent around a few of the more complicated passages ahead of time, then in the studio I just started playing each song and let the musicians grab on as they saw fit. My inspiration was the thought that, if I put written music in front of a musician, I am relying on their reading ability. This way, on the other hand, I am relying on their humanity in the moment. Most of the songs on the record are first takes although you can hear that for a few of these tracks we went over the song more than once so people could get the hang of it.
After this recording was made, I continued playing the material in solo concerts and with a trio of myself, Liberty Ellman, and Gerald Cleaver. I began calling the collection of tunes “Porch Concert Material.” That is why the titles of these songs are called PCM.
即興演奏と言っても完全に自由だと逆に自由がなくなったりします。サッカーもバスケもルールがあるからその中に自由がある。ということで彼は事前に送ったパッセージをもとにミュージシャンの自主性を使い作曲というか即興演奏したわけですね。結果は聴いてもらったらわかるとおり最高のサウンドを生み出してます。
THOUGHT OUT, VOL. 1: BAKE A CAKE
このアルバムが僕の Ben Goldberg の音楽との最初の出会いでした。ジャズというか即興演奏の面白いサウンドを探していた時に偶然見つけた作品で、『うそ！かっこいいいいい！！』となり、彼の作品を聴き始めました。このアルバムに関しての詳細は書かれていないのですが、聴いてると曲にまとまりがあるので何かのルールのもとに演奏しているのでしょう。
