現代音楽の作曲技法は様々です。
その中でも1950年代から流行った技法でセリエル音楽というものがあります。
Wikiにもあるように 音列主義 と呼ばれ、12音技法による作曲法をさらに拡大したもので、与えられた(コンセプトを元に作曲家が作った)表などを元に作曲していく技法です。
規則性で作られる音楽-セリエル音楽
セリエル音楽を聴いてみよう
ロマンチックなメロディーなどは全く無く、『みんなが想像するTHE現代音楽』 という感じの音楽ですね。この曲はブーレーズの曲です。
僕個人としては聴いていて面白いけど、音楽が次々流れていってしまうので(繰り返しがない、もしくは、あるけど複雑すぎて気付けない。。。)、聴いていてちょっと疲れてきます。でも、音は原始的で、尖っていて、音の欠片を見ているようで楽しい。
セリエル音楽はある法則に基づいて作曲した音楽
このめちゃくちゃに聴こえる音楽は、作曲家が音の並びなどに規則性を持たせ、しっかりとした配列により構成されています。その規則性は音符の順番だけでなく、強弱(f,p)などにも使われます。
で、その内容を書こうかと思ったのですが、12音技法やセリエル音楽の基本的な考え方を分かりやすくまとめていらっしゃるナイスなサイトがあるので紹介します。
いやー、分かりやすかったですね。感謝です。人のふんどしで相撲をとる ような形になってしまいましたが、僕が書くより分かりやすいので。。。なんか、すみません 😉
セリエル音楽への疑問
1971年発行の本で、作曲家の 別宮 貞雄 著 の本で 『音楽の不思議』 という本があります。理論などを扱った本ではなく、作曲家が音楽を語るといった内容です。
この本の中でセリエル音楽や12音音楽について多く語っていて面白いです。良書!少しだけこの本について書いた記事があるので興味があれば。。。
別宮貞雄氏の著書『音楽の不思議』
ここでは別宮貞雄氏の著書『音楽の不思議』の中でみつけた、面白い文章を一部紹介したいと思います。 今となっては、50年前の本ですが、その当時は現代音楽が白熱していた時代で、スターがたくさんいました。 当時の作曲界はすでに ...
では、みなさん良い音楽ライフを♪