今日はエレクトロミュージックのライブに行ったのだが、非常に感動した!私も作るぞ!電子音で交響曲を作るのだ!絶対に凄いのが作れる!
おお、チェー、8mileを見た後のB-Boyのように燃えてるな。
溢れるインスピレーション、こぼれ落ちるほどの情熱!ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!作曲王に!!!おれはなるっ!!!!
。。。
で、作り始めるとして、何買ったらいいか分かってるのか?
そんなのは、ググれば問題ない!
一時間後。。。。
うぐ。。色々なサイトみたが、メーカーもすごく沢山あるし、同じ名前の機材でも、一万円で買えるものと、十万円するのがあったり、さっぱりわからん。。
まあ、一服して下の説明をゆっくり読んで、落ち着いて探せよ。
エレクトリックミュージック/電子音楽を作りたい!最初に必要な5つの機材~初心者編~
もしあなたに資金が沢山あって、機材買い放題。とりあえずプロ並みの機材を配置したとします。
でも全部使い方わからん!!音作りの前に機材の操作に時間ばかりかかって、つまらん!
えっ、やべ!つまらねえよ。。え?
そして、機材には埃が溜まっていき、90パーセントやめるパターンですね(当社比)。
僕の経験から、最初にある程度投資しなくてはだめな機材や、とりあえずいらない機材もあるのでそれらを書いていきます。
世界的に人気の電子音楽
今エレクトロニックミュージックシーンは世界中で広がりをみせています。楽器の練習なども必要なく、ノートPC で作れてしまいます。
また最近はマニアックな機材だったアナログマシン(シンセサイザー、ドラムマシン)なども人気があります。
ハウスやテクノといったクラブミュージックだけでなく、パソコンを使った独自の創造性溢れる音楽も次々と生まれています。
私は、電子音楽で交響曲がつくりたいのだ。
俺は、電子音楽でヒップなミュージックを作るんだ。
制作にあたって最低限必要な機材
まず始めるにあたってこれらが必要になります。
順番に説明していきます。
- パソコン
- DAWソフト
- モニター環境
- オーディオインターフェース
- MIDI controller (optional)
パソコン
パソコンは性能の良いものを選びましょう。
音楽制作用でデスクトップなんてあったらノーストレスですね。
でもノートブックでも高性能であれば十分です。なによりノートは持ち運びが出来るのが良い。今、現在パソコンをどっかに持っていって音楽をやるような予定無くても、そのうちやりたくなるかも知れません。
初めからものすごいもの買っても持て余すだけだし、これから始める人がそこまでパソコンの性能にこだわる必要性はありません。とりあえずこの性能があるものならば大丈夫です。
- CPU intel Core i5 以上
- メモリ 16GB(8GBでも十分ですが、色々なソフトを立ち上げると、動きが重くなってしまいます)
- ストレージ SSD
PCかMACか問題は常にありますが、どちらもそんなに変わらないです。ただ、Macユーザーの方が多いので、スタジオでMacを使う機会も多いです。
どっちにもメリット・デメリットはあるので、悩まずパッと買っちゃいましょう!
ちなみに僕はPCです。別にこだわりがあるわけではないけど。iphone使ってるし。
PC
僕が使っているのがゲームプレイに適したパソコンです。ゲームもメモリを沢山使うので、高性能です。例えばこれ。僕が使っているものより最新のものですが。
Mac
マックもいいですね。
ということで、MacBook Proをおすすめします。ディスプレイが小さいですが、家での制作時はディスプレイを購入すれば快適です。
持ち運びも楽だし、よくライブでも使ってるのを見ますね。間違いないです。
DAWソフト
制作につかうソフトも種類があります。あなたがどのような音楽を作りたいのか考えて選びましょう。
テクノやハウスのような、クラブミュージックを作りたい
クラブミュージックをつくるならば、この三つが有名です。
- Ableton Live
- Logic Pro
- FL Studios
Ableton Live
有名なDAWソフトでループさせてつくるような音楽制作に威力を発揮します。ハウスやテクノだけでなく、ヒップホップトラックの制作も楽勝です。
使い方も簡単で、すぐに使い始められます。しかも凄く良く編集できる。
Ableton Liveには Intro, Standard, Suite とバージョンがあり、SuiteはMax/MSPというプログラミングソフト(Max for Live)が入っています。
このソフトを使うと出来る事が爆発的に増えるのですが、Ableton Liveの扱いにあまり慣れてないならとりあえず使わなくても十分色々できます。
でもMax for liveを使うのはさらに上のレベルの話なので、これからはじめる方は Standard でも十分すぎるくらいです。ちなみに Max を使いたい場合はMacの方が今は使いやすいです。Maxのプログラムが一般で公開されていたりしますが、その際にマックがあってPCがないというのがよくあるからです。でも、自分でプログラムを組むぞ!と言う方はPCでも問題なし!
ちなみに僕は、ゲーム音楽、映画音楽なども製作する為 Cubase を使っています。Cubaseはなかなか操作覚えるのが大変です。色々な音楽、クラシック音楽などを作りたいなどなければ、Ableton Live にしておきましょう。別に、Ableton Live と Cubase とかでもいいですし。
それだけAbleton Liveは特別なソフトです!
Logic Pro
Logic も大分使いやすいそうで、こちらもおすすめです。ただMacのみです。
Ableton Live と Cubase の間という感じでしょうか?
友人が使っているのをみても大分使いやすそうでした。
打ち込みも結構詰められますし、内蔵の音も良いです。
FL Studios
FL Studio は、ヒップホップトラックを製作しているかたがよく使ってるそうで、僕も一瞬試しましたが、すぐ飽きてしまいました。
そのように一度、そのソフトに馴れてしまうと他のソフトへの移行はなかなか難しいので、結婚するつもりで選びましょう 🙂
この三択だったら、FL Studioはないですね。個人的に。。。
私は複雑な作曲がしたい。ableton Live や FL studio は私の方向性ではないな。
しかし、Logic Proは私がやりたい打ち込みでの複雑な作曲もできるようだ、しかも使いやすい。しかし、私はMacユーザーではない。。
俺には、直感的な操作の ableton Live が合ってるな。こいつに決まりだ。最高のバイブスを生み出すぜ!
色々な音楽を作りたい
もしあなたが、後々映画音楽も作りたいという野望があるならば、操作はなかなか難しいですが、CUBASE か PROTOOLS を買いましょう。
CUBASE
CUBASEは僕も使っています。オーケストラ風の音楽から、クラブミュージック、電子音楽まですべてCubaseで製作しています。
と言っても、ハードの機材を使ってCUBASE に取り込み、編集もしたりするので、全てCUBASEで完結しているわけではありません。
制作した電子音楽
制作したヒップホップビート
映画音楽
下の音楽もCUBASE で製作しました。CUBASE は映画音楽の制作などにもよく使用され、そのための機能も完璧に揃っています。
機能が沢山あるため最初は手こずるかもしれませんが、慣れれば簡単です。
僕は今はCUBASE 以外考えられないです。
インターフェースを買う時に STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII というインターフェースがあり、それを買うとCUBASE AIという機能限定版がついてきます。
そうすれば、ソフトを買う必要も無いし、やっぱ使いづらいと思ったらインターフェースだけ使って他のDAWソフトで使えます。
もし、上記のUR22mkIIを購入し、CUBASE AI を使ってみる予定なら、ガイドブックも一緒に購入しましょう。CUBASE付属のマニュアルだと挫折率が高いです。ちなみに下はCUBASE AI 9/LE 9 用で PRO 用ではありません。
CUBASEには ELEMENTS や、ARTISTなどのバージョンがあり、そちらは機能が制限されています。
それでも十分な機能はあるので、最初に ELEMENTSを買って、その後気に入ったらアップグレードするのもありですね。
僕も使っているので CUBASE はおすすめです。
CUBASE PROを購入する際はガイドブックを一緒に購入しましょう。CUBASE付属のマニュアルだと挫折率が高いです、というか挫折します。
Protools
PROTOOLSも数多くのプロスタジオで使用されているソフトです。
僕は残念ながら使用したことがないので、レビューはかけませんが、品質は世界中のプロスタジオで使われているのを見れば一目瞭然でしょう。
CUBASE か PROTOOLS か。。。スーファミ版 ドラクエⅤで 、『ビアンカ』と結婚するのか、はたまた『フローラ』と結婚するのか悩んだことを思い出します。 どちらも良いソフトですので、コイン投げで決めましょう 😀
ふむ。どちらのソフトも私のニーズにぴったりマッチしている。後でソフトウェア音源を足せば、オーケストラも打ち込めるし、電子音楽も複雑な打ち込みが可能だ。どちらも素晴らしいが、私は、CUBASE にすることにしよう。
俺には、操作覚えるのが面倒でごめんだね。
スピーカーやヘッドホンなどのモニター環境
しっかりとしたモニター環境がないと、良い機材も意味がありません。
高級食材を買ってきて、子供に料理してもらうような感じですね。もしくは色眼鏡かサングラスをかけながら絵を描いてるような。
これは、ほんとに大事なのでしっかり投資しましょう。モニターに関してはこちらをご覧ください。
確かに、自分が聴いている音が悪かったら良い音が何なのかわからんな。
しょぼいスピーカーじゃあ、ロックできないぜ。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは楽器の信号をパソコンに取り込む際に使うもので、これを通しパソコンと連携させます。
値段もピンキリで、最初に高いものを買っても機能の1/10しか使えないでしょう。というかなぜ高いのかも良く理解できないでしょう。
おすすめオーディオインターフェースに関してはこちらの記事をご覧ください。
メーカーのサイトを見ても、数字とアルファベットの羅列ばかりで何を言ってるのかわからん!上の記事に目を通してみるか。
チェー、しっかり勉強して後で分かりやすく教えてくれ。俺は一服してくる。
MIDIコントローラー
その種類
MIDIコントローラーは何かというと、鍵盤型だったりパッドで叩く形だったり、その両方が付いていたりします。
上のはAKAIのコントローラーは両方付いているだけでなく、フェーダーや怪しいツマミなんかも付いています。
これで何ができるかというと、パソコンの中のソフトシンセを操れるんです!フェーダーではミキサーも!
これがあると作業効率が格段にあがるな。最初はそこまで機能が沢山ついているものでは無くてもよいのだが、、、
という事で、最初から上のAKAIのようなコントローラーを買っても大変なので、おすすめはしないです。高いし。
まずソフトと慣れ親しんで徐々に足りないなと思った機材を買い足していくのが一番だと思います。
最初に20万位かけて高い機材を買い揃えた友人が数人いましたが、全員手に余り、飽きて音作りを止めてましたね。
一歩一歩、歩いていきましょう!
MIDIって何に使うの?
そのコントローラーで弾いた MIDI という信号を上記のオーディオインターフェースを通しパソコンに送ります。
ハードのシンセには間違いなく付いているので安心してください。下がMIDIの接続部です。
MIDIコントローラー単体では音は出ない
MIDIコントローラーは、MIDI信号を送る機能しかなく、単体では音が出ません。つまり、パソコンと繋いでパソコンのなかの音源を鳴らすのに使うわけです。ただ、こちらは、MIDIでソフトを操る為に作られているので、色々な機能がついています。
鍵盤型とパッド型
鍵盤型とパッド型2種類あります。鍵盤だけのもの、パッドだけのもの、上の写真のAKAIのように両方ついているものもあります。
パッド型はドラムのように叩けるので鍵盤を弾きなれてない方には良いですし、ベロシティ(音の強弱の感度)も繊細です。
ここではおすすめの2機種を紹介します。
おすすめMIDIキーボードコントローラー MPK mini MK2
MPK mini MK2 はmidiキーボードで、その中には音源は入っていません。いうなればゲームのコントローラーです。付属でソフトシンセがついていますが、それをダウンロードしパソコン上で操作するというものです。
これとドラムサンプルがあればビートが作れます。サイズも小さいし色々活用できるので、後々まで使える機材です。買って間違いないです。
けっこう色んなビートメーカーが使っています。
nanoKEY Studio でMIDIキーボードコントローラーを買うついでに有料のソフシンセをゲット!
上で紹介したAKAI製品は対象ではないのですが、一部のKORG製品を買うと KORG Software Bundle というのがついてきまして、製品をおまけ的な感じでダウンロード出来ます。
15,000円位するソフトなどもあるので、そちらを買うのも1つの手です。
その内容は下のページで紹介しています。
バンドルがついてくる製品で上で紹介したAKAIのキーボードに相当するのはこれです。
シンセサイザーなどをMIDIコントローラーとして使う
シンセサイザーや電子ピアノにはMIDIポートが付いています。
それを接続すれば、MIDIキーボードとして活用できます。ですので、MIDIキーボードを買うのであれば、少し予算を貯めてハードのシンセを買ってしまうのもありです。
最初におすすめするシンセサイザーはこちらです。
むっ!私の家の電子ピアノにもMIDIポートがついている!なるほど、これをMIDIキーボードとして使えるぞ!
俺にピアノは合わん。MIDIパッドで叩くのが直感的でいいのさ。感度もMIDIキーボードよりいいしな!
ソフトシンセサイザーを使ってみる
DAWソフトやmidiキーボードを買ったら、そのソフトの中にソフトシンセが入っています。
上で紹介したmidiキーボードを使えば音が出せます。
しかし、多少音が物足りないなどあると思います。そんな時は新しくシンセサイザーを導入できます。
フリーで使えるソフトシンセはこちらで紹介しています。
プラグインエフェクターも余裕があるなら購入しよう
購入したDAWソフトに色々なエフェクターが入っていますが、さらに面白いエフェクターをまたはミックスをしやすくするのが、プラグインのエフェクターです。
実際に非常に使いやすくWAVESであれば今90%オフで買えるので買ったほうが良いです。
まとめ
ということで、最初に必要な機材を書いてみました!
僕のおすすめする順番は、
- オーディオインターフェース
- モニター環境
- パソコン
- ソフトウェア
- midiキーボード/シンセ
です。まず最初にオーディオインターフェースは音出しに不可欠です。
次に、良いモニター環境で音楽を色々聴きます。良い音質で聴くと、今まで聴いてきた音楽をちゃんと聴けてなかったことにビックリすると思います。
そして、創作意欲が湧いてきたところで、パソコン、ソフトウェア、そしてシンセと。
ゆっくり行きましょう 🙂
では良い音楽ライフを♪