ある日、僕は東京で知り合った友人の家に遊びに行きました。
彼の家には巨大なスピーカーとターンテーブルがありました。
そして彼は爆音でルーツレゲエをかけ、僕は今まで聴いたことのない低音の波にさらわれたのでした。。。
図太いベース、哀愁のあるボーカル、ボヤけた音像。。。レゲエってこんな音楽だったのかあ!!衝撃を受けました。
そんな経験をみんなにしてもらいたいので、かっこいいレゲエを紹介します。
※レゲエはベースが重要な音楽で、スマホや小さいスピーカーで聴いても、その良さは分からないので、でかいスピーカーか、ウーファーを準備して、かつEQでベース上げる位がいいです。重低音で家を破壊するつもりで聴きましょう!
NYのディープなレゲエはこちら
電子音楽のDUB
ヒップホップの兄弟。深遠なるルーツレゲエの世界へようこそ
Hugh Mundell/ ヒュー・マンデル – Africa Must Be Free By 1983
『アフリカは自由に違いない』。この曲が上の話の、僕の最初のレゲエ体験の曲です。
聴いた瞬間にアフリカの広大な大地が浮かびました。僕たち日本人にはとってはアフリカはそんなに重要ではないですけどね。レゲエでは重要な土地なんです。
レゲエで有名なラスタファリズムでは約束の地がアフリカのエチオピアだからです。
Peter Tosh/ ピーター・トッシュ – Stepping Razor
ピーター・トッシュと言ったら、かのボブ・マーリーのバンド『Bob marley & Wailers』のメンバーです。
ロックとレゲエサウンドをミックスしたサウンドでかっこいい。
『おれは跳ね回る剃刀みたいに危ないぜ』って歌詞もイカしてます。
Ken Boothe/ ケン・ブース
「ミスター・ロックステディ」の異名をもつケン・ブース。
ロックステディはレゲエの前身みたいなもので、若干レゲエよりテンポが速いです。
渋い曲が沢山あり、個人的に『ケンの叔父貴』と勝手に呼んでいます。
Horace Andy/ ホレス・アンディ
独特の哀愁をもった歌声で独特の世界へ誘います。
様々な録音
ホレス・アンディは様々なアーティストとコラボしていて、色々なところで歌っています。
かつ、全曲彼の世界に引きずり込む歌声です。UKのバンド『Massive Attack』、NYのレゲエレーベル『Wackie’s』での録音は有名です。
Bob marley & Wailers/ ボブ・マーリー&ウェイラーズ ー I Shot The Sheriff
ボブ・マーリーはレゲエの代名詞と言えるくらい有名なので、紹介するまでも無いのですが、一曲だけ。
ボブ・マーリーのアルバムは全部いいので、聴いてみてください。
ちなみにこの曲はエリック・クラプトンもカバーしてます。
Lee Perry/ リー・ペリー
鬼才リー・ペリー。Lee „Scratch“ Perry とも呼ばれます。
スタジオに火を放ったエピソードなどなど数々の伝説があります。
彼のレゲエサウンドに対する貢献は計り知れないです。
ダブを最初に始めたのはリー・ペリーだとも言われますし、キング・タビーだとも言われます。
どっちにしろリー・ペリー無くして、当時のレゲエサウンドはなかったと言えるくらいの人物です。
(1回ベルリンでのライブ見に行きました。自慢)
Super Ape
超名盤です。底なし沼みたいなサウンド。
Blackboard Jungle Dub
最強のダブアルバム。リー・ペリーらしさ全開です。
Max Romeo & The Upsetters – War ina Babylon
『The Upsetters/ ジ・アップセッターズ』 はリー・ペリーのスタジオバンドです。
Congos
このアルバムも激ヤバ。
リー・ペリーの音楽を紹介するとキリ無いのでこれくらいで、あとは自分で掘ってみましょう!
他のレゲエアーティスト
まだまだまだまだ、良いアーティストはいるのですが、今回はこの辺で。
自分で好きなレコードを探すのも楽しいので、レコ屋で掘ってみましょ。
Rockers
これは映画ですが、当時のジャマイカの状況が見れるだけじゃなくて、映画としても最高に面白い映画です。見るなら仲のいい友達と一緒に見たほうがいいですよ!
良い思い出が出来るはず、友達を大切に。
あと、この映画のサントラは全曲名曲なので絶対聴いた方がいいです。多分映画みたら欲しくなるはず。
We A Rockers!!
最後は上の映画『Rockers』のサントラの名曲『We A Rockers』で終わりにしましょう!
この曲名 『We A Rockers』。文法的に本当は We ”are” rockers でしょう?でもこの曲では ”A”。
つまり、俺たちは1つの『Rockers』だってこと!!