【エフェクター】ディレイ/エコーの構造と使い方を解説 | 人人振動

【エフェクター】ディレイ/エコーの構造と使い方を解説

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テープエコー

 

ここでは『空間系エフェクター』といわれるものの、簡単な構造と使い方を紹介しています。

この空間系のエフェクトを使いこなせると、ただの音が物凄い空間を持った音になり、単音でも聴いてる人を宇宙に投げ出させる力があります。

そんな神の領域。空間系エフェクターを見てみましょう。

★ディレイ/エコー
★ピッチシフター/ハーモナイザー
★ステレオ・イメージ系

【エフェクター】ディレイ/エコーの構造と使い方を解説

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ディレイ/エコーの構造と使い方

まず、ディレイというのは英語で 遅れる と言う意味です。なのでディレイはそのまんま『原音とは別に、音を遅らせて発声する』エフェクターです。

エコーは 山びこ、反響 です。

なので、どちらも同じで、山での『ヤッホー』想像してもらえれば。

 

リピート・ディレイとタップ・ディレイ

やまびこ

山が1つだったらヤッホーで返ってくる音は1つです。これを『リピート・ディレイ』と言います。

でも、写真のように沢山の山があったら、沢山返ってきます。それを『タップ・ディレイ』と言います。

 

テープ・エコーの構造

テープエコー

テープエコーは独特の音色で人気が高く、プラグインでも発売されてますね。

テープ・エコーの構造は自分と山の距離をテープのヘッドの距離に置き換えられています。

これが基本的な動作で、沢山のエコーを使う時はヘッドを増やします。ディレイ・タイムはテープの再生スピードを変えます。

 

アナログ・ディレイの構造

アナログ・ディレイでは『BBD素子』という、音を遅らせる回路を数珠繋ぎにしてディレイを作り出しています。

アナログ・ディレイの欠点は、このBBDの数を増やしていくと、高域が出なくなっていってしまうことです。でも、一部の人はそれが良いという人もいますし、ショート・ディレイやコーラスにはこのBBDが使われることが多いです。

やっぱアナログ・ディレイだ!っていうジャンルは。。。そうレゲエやダブです。

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このエフェクターは噂の『BBD回路』です。

 

デジタル・ディレイの構造

テープ・エコーでは、一瞬録音してディレイを作りましたが、デジタル・ディレイでは、それがデジタルで行われます。

一時録音された音は『ADコンバーター』という回路に読み込まれ、0 に書き換えられます(デジタル変換)マトリックス感。そして今度は『DAコンバーター』という回路を通して発音されます。

この『ADコンバーター⇒DAコンバーター』という流れは、全てのデジタルエフェクターに共通します。

そしてこのデジタル・ディレイは音がほぼ劣化しないのですが、逆に音が綺麗すぎるということで、若干音を劣化させて出すものもあります。ん~。。。要は好みですね。

デジタルだと、足で踏んだテンポでディレイのスピード変えたりも出来るし、設定の幅も断然広いしで、色々楽なんですよ。

 

リバーブはディレイをもっと細かくしたもの

ディレイに並んで『リバーブ』も主要なエフェクターです。

ディレイ/エコーはでかい音の塊なのに対して、リバーブは粒子みたいに跳ね返ってきた音(残響音)と思ってもらえれば。

リバーブに関してはこちらで書いています。

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まとめ

といったことで、『ディレイ』をまとめてみました。

この原理が分かってるとなんとなくいじってるよりすぐ目的の音に行き着くし、いじってて楽しいです。もっと詳しくエフェクターを知りたかったらこの本がおすすめです。