ギターをバイオリンみたいに弾きたい!
という事で開発されたのが『EBow』です!ギターでは無理な小さい音から大きくなるクレッシェンドの音も出せます(ボリュームペダル使えば出来るけど)。
アンビエントを弾くのも
知らない人は知らないけどEBowは1970年代からあって、有名なミュージシャンも使ってます。例えば、クイーン、フー・ファイターズ、Sigur Ros、Paul McCartney(のバンドのギタリスト)、Pink Floyd、Red Hot Chili Peppers、Radiohead のギタリスト Ed O’Brien まだまだいるけど、こんなもんで。。。
ベースでも使える
今回はそのEBowについて紹介していきます。
EBow を使ってギター、ベースをバイオリン、チェロのように鳴らす
EBowの概要と構造
EBowはアメリカ・ロスのHeet Sound Productsというメーカーの製品の名前です。最初に作られたのは1976年。Electronic Bowもしくは、Energy Bow ということから来てます。ギターリゾネーター(Guitar Resonator)とも呼ばれます。
メーカーホームページ
EBowの構造
EBowの構造は、電磁場を「弓」として使い弦を弾きます。
ギターで『フィードバック奏法』ってあるじゃないですか? E-Bowではその振動をアンプ無しで作り出します。要は弦を弾かなくても弦を振動させられるわけです。
レッド・ツェペリンのジミー・ペイジが実際のバイオリンの弓でギターを弾いてました。でもギターの弦はバイオリンと違って楕円形に配置されてないので、一本の弦だけ弾くとかは出来ません。
2種類のフィードバックとジミヘンのフィードバック奏法
一応フィードバック奏法を解説しておくと、フィードバックには2種類あります。
- アンプから出てる音の振動をギターが拾って弦が振動してフィードバックが起こる
- スピーカーとピックアップは磁気を発生させますが、それが近づくと電磁誘導が起きてフィードバックが起こる
そのフィードバック奏法と言ったらジミヘン。
フォーーーーーーーーーーーー!!
ってなるサウンド。
EBowを使った演奏
このEBowは最初に紹介したようなチェロやバイオリンの曲を弾くだけでなく、発想次第で色々出来ます。
EBowでピアノを弾く
ピアノも弾けます。効果が面白いので現代音楽などでも使われます。シタールや琴なんかでも使えますね。
EBowでノイズを作る
ノイズも作れまっせ!
他の動画はこちらで見れます。
EBowの他の使い道。ギターを強制的に弾きこむ
他の使い道としては、EBowを使ってギターを強制的に弾きこんだギターにしてしまうというものもあります。ギターやベースを弾く人なら分かると思うんですが、確かに弾きこんだ楽器は音が良くなる、というか抜けた音になると思います。自分で弾きこんで育てるのもいいですが、EBowを使えば3日間鳴らしっぱなしとかも出来ますからね。
他のギターリゾネーター
種類は多くないですがEBow以外にも同じ効果を生み出すものがあります。
JOYO JGE-01 Infinite Sustainer Device
中国製のもので値段が安い!ネットで評判を見ていてもオリジナルとほぼ変わらないらしいです。
ただ音の立ち上がりがオリジナルに比べ若干遅いそうです。
Vibesware バイブスウェア
バイブスウェアはスタンドライトみたいな形でそれに近づけて演奏します。
ライトが光るのでステージ映えするような気もします。
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / AEON
これはEBowと同じですね。こちらの方がEBowより安いのですが、操作性の評判をみるとあまり良くはないらしい。。。。
Gizmotron ギズモトロン
ギズモトロンはEBowとは構造がちがくて、実際に歯車みたいなもので弦をこすって音を出すものです。ただネジでギターに装着しなくてはならないです。これはベース用もあります。
装着するのがいやでなければ面白いですね。
まとめ
ということでEBowを中心に紹介しました。僕が買ったのは何だかんだで老舗EBowです。やっぱ小さいし形もシンプルでいいです。では良い音楽ライフを♪