この前はベルリンで開催されるMusikfestという音楽のフェスティバルに行った。
クラシックや現代音楽などがメインで、今回は日本の能もプログラムに入っていた。能は日本以外で見れないこともあって、チケットが即完売していた。
話は逸れるけど、僕は見るアートも、聴くアートもコンセプチュアルなアートがあまり好きじゃない。パッと見分からないんだけど、裏に考えを巡らせ知的に微笑む。。。みたいのがめんどくさいから。
コンセプトは必要だけど、理屈抜きでもドキドキさせて欲しい。
僕がアートに望むのは「鍵」で時空を曲げたり、別世界に連れて行かれるような体験を期待してる。そして、後からコンセプトを理解してさらに『ウワーッ』となりたい。
で、今回のコンサートの内容は、
Peter Eötvös
„Alhambra“, Konzert für Violine und Orchester Nr. 3
Iannis Xenakis
„Shaar“ für großes Streichorchester
Edgard Varèse
„Amériques“ (1. Fassung 1918-22)
全曲、肝が冷えっぱなしだった。凄まじすぎて、途中吐きそうだったからね。
今、コンサートに行ってから1週間たつけど、いまだ思い出すとドキドキする。今、改めて思うと特に クセナキスの „Shaar“ für großes Streichorchester が特に印象に残ってる。途中ブラックホールが出現して吸い込まれて落下し続けるという。。。
ヴァレーズのアメリカは何より物語があって、次々と情景が浮かんで聴いていて良かった。
機会があれば聴いてみてください。出来ればコンサートで。