ジャズで使われるテンションノートって何だろう?

ジャズで使われるテンションノートって何だろう?

ジャズとかボサノバで言われるテンションノートってなんだろう?

テンションノートを使うと、音楽が華やかになった印象をうけます。

ここではその概要を説明したいと思います。

Wikipedia も参考にしてみて下さい。


本来は非協和音

テンション(Tension)とは 緊張 の意味で、一緒に鳴らすと独特な緊張感のある響きになります。

 

なぜ、緊張感がでる?

テンションノートは本来の和音に含まれない音で、調和していないからです。

実際にピアノなどを使って試してみましょう。

 

最初に3和音(C,E,G)を鳴らしその響きを聴きます。次に3和音にテンションの D (C,E,G,D)を加えて鳴らしてみましょう。

三和音と一緒に9度(レ)を鳴らした際に、なんだか次はドの音を歌いたくなるような求心力がありませんか?

 

それが緊張の原因です。

これは、どのテンションも同じで下に下がりたがる性質があります。(9は1度へ、11なら3度へ、13なら5度へ)

by Puckottini

 

使われる場所

テンションをいれると音が華やかになります。

作曲する際にはサビから入れるとか2コーラス目にいれるとか、盛り上がりのときに使用すると効果的です。

ただ、音の性質が突然華やかになるため流れに配慮が必要です。例えば風の谷のナウシカのオープニング曲ではその効果を使い巧みに作曲されています。

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テンションノートは3種類

テンションには 9度、11度、13度 の3つのテンションがあります。

 

9、11,13度はオクターブ上で言っているので、分りやすく言うと

2、4,6度(レ、ファ、ラ)の事です。

 

そのままと変化したテンションノート

テンションノートは3種類と書きましたが、そこからまた区分されます。

ナチュラルテンション

♯、♭などがつかないテンションです。

 

オルタードテンション

オルタード(Altered) 変化したという意味で、♯、♭などがついたテンションです。

種類は ♭9、♯9、♯11、♭13になります。

 

テンションとして使えない音、アヴォイド(Avoid) ノート

Avoid とは避けるという意味です。

テンション自体、非協和音ですが、実際は綺麗な和音になります。

 

しかし完全に不協和音になってしまう音もあるので注意しましょう。

それは、構成音が半音でぶつかっているときです。

 

ただ、ドミナントコード(Ⅴ7)の場合は、すでに不安定なコードな為全てのテンションノートが使われます。

しかし、適当にテンションをつけるのではなく、解決する音符がどこに行っているのか注意しなくてはいけません。

 

でも実際は今の時代使ってはいけない音は無いです。

問題は使う場所だけです。

子供向けのかわいい曲に、突然大人の雰囲気をもった和音が登場したらおかしいですね。

 

一般的に言われるコードによって使用できるテンション

① △7コードに加えられる音…9、♯11、13

 

➁ m7コードに加えられる音…9、11、13

 

➂ ドミナント・セブンス・コードに加えられる音…9、♭9、♯9、♯11、13、♭13

 

このテンションはアヴォイドノートにはならないと言う定義で使用できるということです。

 

曲例

テンションノートを使った曲例としてよく出されるのが、Antonio Carlos Jobim – One Note Samba です。

曲名のワンノートというのは、一つの音符ということで、メロディーが一つの音を弾き続けます。

メロディーはそのままですが、伴奏のコードが動くので、メロディーがテンションとして機能し音程は一緒なのにいろいろな色合いをみせるわけです。

 

日本の日比谷で行われたライブの映像を見つけたので、見てみてください。

音楽も歌詞もいいですね 😀

まとめ

テンションノートは非常に自由で、決まりはありません。

音楽的に不自然でなければ自由に使えます。

 

しかし狙った効果がない限り、メロディーを壊してしまったり、コードの流れがバラバラに聴こえるようなテンションの使い方はしないようにしましょう。