MPC2000で作る ヒップホップトラック、ブレークビーツ


 

Old School Boombox Radio Recorder Ghettoblaster

 

僕は Katachi beats という名前で hiphop beats 作ってます。ヒップホップ好きなんです。ゴチャゴチャ言わずに、言葉とリズムで作り出すアート、原始的でかっこいいです!

 

それはさておき作り方ですが、もちろん自由です。

ここでは一つの有名な作り方に サンプリング と言って人が作った音楽を切った張ったしてビーツを作る方法があります。その方法を紹介してみましょう。


 

MPC2000

とりあえずこの動画を紹介します。これで使われているのがMPC2000です。

ヒップホップクラシックと言われる作品は大体これで作られています。

 

僕の部屋のターンテーブルとMPC2000

サンプリングはレコードからします。

 

その使い方

どう使うかと言うと、左のレコードからでた音をアンプを通し、MPCに取り込み(録音)し、それをMPCの中で編集します。

 

 

この波形をキックドラムやスネアの所だけ取り出したり、またはドラム1小節まるまる切り取ったりし、それをMPCの右にあるパッドに振り分けドラムマシンとして使えるわけです。シーケンサーを内臓しているので一小節分でも叩けば、あとは勝手にMPCがループしてくれます。

 

サンプリングの利点

サンプリングの最大の利点は完成した音をパクれるっていうことです。

というのは、キック一つの音でも分厚いキックを出すのは凄く大変なんですね。

アナログのドラムマシン買ってみたり、生ドラム録音したり(また録音が大変)、その音にコンプかけたり。。

でも、サンプリングしちゃえばその手の込んだ音が手に入るわけです。

 

フレーズを使った例

2曲僕がMPC2000で作ったBeatsを聴いてみましょう。

この2曲はJazzのレコードのフレーズをサンプリングして、それにドラムトラックをのっけています。これは、フレーズをそのまんま使ってますね。もうちょっと、フレーズを壊して作ったビーツは後で紹介します。

 

 

 

CubaseをMPCの替わりに

今時はパソコンがサンプラーになります。

音楽制作ソフト Cubase であればGroove Agent Oneというソフトシンセ(パソコンの中の仮想の機材)が付属してますので、パソコンに音源をとりこんで、切って貼る、それだけです。

画像がその Groove Agent One です。右にパッドがあってMPCに似ています。この仮想のパッドを、midiコントローラーを使って、実際に叩くわけです。

編集もパソコンの大画面でできるし簡単です。結局MPC2000もデジタルサンプリングなので、パソコンと変わりません。どころか、MPCはサンプリングレート 44.1kHz なので 96kHz でできるパソコンのほうが優れていますね。その他、今はMPC X や MPC Live なんていう、パソコンに依存しないスタンドアローンのモデルも登場しました。

MPC Liveは友人が持っていて、操作風景見てましたが、あれがあればドラムマシンだのなんだのはいらないですね。

相当簡単に、手の込んだ音作りができます。正直びびりました。

MPC Liveはスタンドアローン、バッテリー駆動、大容量ストレージ、パワー、ポータビリティを備えた最新モデルです。

 

 

 

MPC2000は古い!?

MPC2000はデータの保存がフロッピーです。なんと容量1.44MB!キック3っつ、スネア3っつでもう容量いっぱいっていうような容量です。改造してSDカードに保存するようにもできるようですが手間ですし、結構改造代が値段高いです。

今の時代は小さなUSBに16GBとか入りますよね。時代の進歩に感謝です。

しかし、そんな中かたくなに MPC2000 使い続けるレジェンドトラックメーカーは多数です。

MPC2000を通すと音が太くなるという都市伝説のせいだったり(僕も太くなってるというかザラっとする)、あとはやはりポリシーでしょうね。見た目もクールですし。僕が使うときはセーブできないぞ(背水の陣)っていう緊張感をもって取り掛かるのが、普段と違って面白いです。

そして一番の理由は、いくらパソコンが優れようとできないこと。。。それは、

『間違え』とか、アナログの『ヨレ』です。それが、いまやテクニックになっているので紹介します。(MPC Liveならできるかな?)


 

MPC2000のテクニック

これから、hiphopをこよなく愛するヘッズたちが開発した数々のテクニックを紹介します。

 

1.秘儀 レコード早回し

この技は音を取り入れる際に、レコードを手で早回しして録音し、それを後ほどMPCでピッチを元に戻すと言う、荒業です。そうすることにより、ローファイな音になります、かつ手で回すことによる不安定感すらグルーヴの一因にしてしまうという正にhiphopな技ですね。

 

2.秘伝 カセット録音

これはMPCに取り入れた音を、MPCでピッチを上げてカセットに録音し、さらに戻すという技です。

ちなみに、カセットを使うと音質だいぶ変わります。前にカセットをマスタリングに使った記事あるので、興味があれば読んでください。

 

3. 必殺 フレーズバラバラ

取り込んだフレーズを、バラバラに切ってパッドに配置して叩いて遊ぶという、まあこれが一番正当な遊び方かなと思います。

ちなみに、几帳面にキックの始まりぴったりで切ったりするんじゃなくて、4拍子だったら、1拍半、もしくは適当なところで切ったりして、遊ぶと思いがけないリズムができますよ。

下のビーツはこの手法で作っています。

 

 

という感じで、

実際に触ると分りますが、単純がゆえにたくさんの可能性があるので、ぜひ色々試してみてください。

 

番外編

トラックメイキングのはなしではないですが、僕はパソコン上で音楽を作った場合マスタリング前に2mixを

MPC2000かカセットレコーダーに録音しています。

パソコンの中だけで作った音は耳が痛くなるんですよね、個人的に。

他の機材を通すと音質は劣化しますが、聴きやすくなります。

 別記事   カセットを使ったローファイサウンド – Lo-fi sound with tape

 

著作権の話

それと大事な点、サンプリングとは人の作った曲の一部を使うわけですが、これには著作権の問題が生まれます。リットーミュージックさんの記事で判りやすく書いてあるので、是非読んでください。


 

ヒップホップトラック製作承ります。かっこいいラップやる人に気合入れて作ります。

気軽にこちらから連絡ください。

 

下はBandcampにあげているトラックです。無料のものもあるので、是非使ってください。

購入していただいたトラックは自由に使えます。

使った際は、クレジットで Katachi Beats といれていただけるとうれしいです。

では、みなさん良いヒップホップライフを!


Twitter で音楽、作曲、アートなどの情報をつぶやいています。@light_organ

映像作品やゲームなど全般の作曲、編曲の依頼お待ちしています。色々な音楽が好きなので幅広く対応できます。 製作した楽曲 お気軽にご連絡ください。