Key /キー(調性)、固定ド、移動ドについてわかりやすく説明 | 人人振動

Key /キー(調性)、固定ド、移動ドについてわかりやすく説明

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楽器練習していますか?

ところで、今練習している曲の調が何か分かりますか?

 

うーん、、、という方は是非この記事を読んでみて下さい。『Key/キー(調)』を理解することは音楽の第一歩です。音楽の基本キーについて分かりやすく説明したいと思います。

・Key /キーって何?
・知ってると便利。Circle of fifth (サークル オブ フィフス)
・メジャーとマイナーの関係
・移動ドと固定ドとは

Key /キー(調性)、固定ド、移動ドについてわかりやすく説明

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Key /キーって何?

キー(調)というのはどの音を基準にするか?です。

 

最初の一歩 Key C (ハ長調)で考えよう

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これがキーC となります。学校で習ったドレミファソラシドです。

ピアノだと白鍵のみで、楽譜の1番左に♯、♭など(調性記号という)が無いものです。

キーC の場合 C が、その音楽の1度(ルート、基音)になります。その音楽の中心がCとも言えます。また、C の音を最後に弾くと『終わった』という感じがします。

ピアノがあれば、白鍵だけで適当にメロディーっぽいのを弾いて頃合をみて『C』を弾いて見ましょう。その前のメロディーが変だったとしても、『終わった』感じになると思います。

 

音の並びを考えよう

手元に鍵盤があれば見てもらいたいのですが、C からドレミファソラシド(白鍵のみ)と弾いていった場合音の並びは、

となる事が分ると思います。(全は全音、半は半音の意味です)

この音の並びをスケールと言います。

ですがここでは、ドレミファソラシドはこういう音の並びで出来てるんだ。と理解してください。

とりあえずこのページでは触れませんが、そのスケールと言うのは何なのかはこちらで説明しています。

スケールを使って曲に世界観をもたせる
作曲や楽器でソロを弾く場合、晴れ渡った雰囲気をだしたいとか、怪しい雰囲気、オリエンタルな感じを出したいなどあると思います。 じつは、簡単にその雰囲気を出せる方法『スケール』というものがあるんです。ここでは曲の雰囲気を司...

 

キー Cmajor(ハ長調)の音楽

キー Cmajor(ハ長調)の音楽というのは、基本的にこの音だけで作られています。

曲の中で半音上がったり、下がったりということもありますが、基本はこの音になります。実際に楽譜を見てみましょう。

 

他のKeyだとどうなる? KeyEの場合

では、キーが変わるとはどういうことでしょうか?

キー E の場合はただ、先ほどの C の音の配列を上に平行移動しただけです。

E アイオニアンスケール

するとこうなります。楽譜の1番左にシャープが沢山ついていますね(これは下で説明します)。ちなみに上の動画で2回目に弾いてるのがこのキーEです。

ピアノだとこうなります。

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全、全、半、全、全、全、半 という並びはCもEも一緒ですね?

キーC

キーE

 

左の調性記号は記譜を楽にするためにある

Key E になると左側に4つ ♯ がつきます。

これは、別に無くても問題ないのですが、調性記号なしで E メジャースケールを書くと、このように F,G,C,D に毎小節ごとに ♯ を書き足さなくてはなりません。そうすると、書くのも読むのも大変になるので、最初の ♯ や ♭ などの調性記号を書いてしまおうというものです。

      ↓ ↓ ↓

実際、現代の曲は調性が曖昧だったりすることが多いので、調性記号は書かずに毎回、臨時記号で書かれている曲も多いです。

(臨時記号とは、1小節の間だけ♯、♭が有効な記号です)

 

転調というのは曲の中で他のキー(他の調)に移行すること

音楽で転調と言ったりしますが、転調と言うのは曲の中で他のキーに移ることを言います。

上で紹介した曲は転調していませんが、もし9小節目から E メジャー に転調したら出てくる音が変わりますね?この転調を曲の中で効果的に使うと一気に世界観が変わる効果があります。

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知ってると便利。Circle of fifth (サークル オブ フィフス)

次に、Circle of fifth(サークルオブフィフス)と言うものを見てみましょう。日本語にすると、5度の円 でしょうか。

 

この図が表してるのは調性です。C から右に行くと ♯ が1つ増えて G で、Cから数えると『5度』上がりますね?

C、D、E、F、G  

1、2、3、4、5

だから『Circle of fifth(5度の円)』です。

そのように ♯ が一つ増えるごとに調性は5度上がっていきます。

ちなみに左回りだと4度になります。

左回りは ♭ がついていき 4度下がります。

この円は西洋音楽の成り立ちに関係していますが、ここではこのようなものがあってこれを使うと、♯ 4個の場合は E だとかすぐ分かるもの。と思ってください。

 

メジャーとマイナーの関係性

この円、良く見ると外と中に調性があることがわかります。

見方としては、外円の赤がメジャーキー(長調)になります。

そして、内側がマイナーキー(短調)です。

 

E の  四つを見てみましょう。

その内側にあるのは cis で C♯ になります。

ちなみにcis(チィス)というのはドイツ語読みです。クラシックではドイツ語読みしたりします。

 

なんで、Keyが二つあるの?

これは、メジャーとマイナーで使う音が一緒だからです。

厳密にいうと、マイナースケールには3種類があって全部一緒ではないのですが、基本になる音が一緒です。

最初に説明したCメジャースケールで見てみましょう。下の楽譜が Ionian scale (メジャースケール)です。

 

次に ラ(A)の音から白鍵のみを使って弾いてみます。

このスケールは、Aeolian scale (ナチュラル・マイナー・スケール)という名前です。

すると、使っている音は一緒ですが、さっきと違って暗い雰囲気がしませんか?つまり使ってる音は一緒だけど、弾く場所によってメジャー、マイナーどちらにもなるので、外と内側に表記されているわけです。

CメジャースケールとAマイナースケール、使ってる音は同じですが、その違いは中心がC か A かという違いのみです。

 

E-dur の場合

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Cis-mollの場合

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基準の音が E か cis か違うだけで、使っている音は一緒ですね?だから、裏表になってるんです。

以上で基本的な調性のはなしは終わりですが、ついでに移動ド、固定ドも勉強してしまいましょう!

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移動ドと固定ドとは

移動ドと固定ドの説明はキーが理解できたら簡単です。

固定ド

固定ドは ♯ や♭ が何個ついていようと C がド です。

これは、かたくななまでに変わりません。

それゆえに、『固定ド』!

 

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移動ド

移動ドはKeyに応じて ドレミファソラシド の位置が変わります。

それゆえに『移動ド』!

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絶対音感のある人などは、固定ドで音を拾います。

移動ドを使うとどのキーでも、メロディーをドレミで考えられますし、転調(キーが変わること)してもまたドを変えるだけなので楽です。

 

まとめ

今回はこの内容を説明しました。

・Key /キーって何?
・知ってると便利。Circle of fifth (サークル オブ フィフス)
・メジャーとマイナーの関係
・移動ドと固定ドとは

これがちゃんと分かっていると曲もよく理解できます。そうすると、視唱なんかもできるようになります。では良い音楽ライフを♪