大人になって昔から憧れていた弦楽器をはじめた!
でも、音程が悪い。。。
練習しても上手くならない。。。
ここでは大人から弦楽器(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)を始めた方のための、効率的な練習方法を紹介します。
僕は作曲をやっていますが、チェロも趣味程度に弾きます。
僕も弦楽器を始めたのが遅いので、大人になってから始めた方の気持ちが非常によく分かります。
大人の私たちは仕事もあるし、子育て、映画も観たい、飲み会がある、などなど色々やることがあるのでチェロにあてられる時間を作るのも、なかなか難しいです。
そんな、あなたに短い時間を最大限に活かす練習方法を説明します。
バイオリン、ビオラ、チェロを楽しく効率的に練習するための10の方法
1. 笑顔をたやさずに
精神論のように聞こえますが、本当に重要なことです。
まず、最初に練習どうこうよりも、チェロを楽しみましょう。
曲が難しかったり、全然上手くなった感じがしないとイライラしますよね。
でも、私たちはプロになるためにやっているわけではないです。なにより楽しむためにやっている訳ですから、その時間を満喫しましょう。これは、本当に大切です。
といっても、まじめに取り組むあなたは、上手くいかないとイライラ、、、私もそうです。
そんな時は作り笑いで良いので、笑顔で練習しましょう。あら、不思議なんだか楽しくなってきませんか?
人間の脳はそんなに単純なんですよ。チェロだけでなくいろんな場面で使ってみましょう。人生が楽しくなります。
2. 一日最低30分は練習しよう
楽器の練習は毎日の積み重ねです。
月から土曜まですっかり忘れて、日曜に3時間!ではなく、毎日30分でも良いので練習しましょう。
重要です。
3. 時間割りをつくろう
練習時間30分の場合
もし、練習時間が30分しか取れない場合、練習曲が3曲あったら、1曲10分です。
これを計算すると、実際に10分のなかでどこを練習すべきか、意識できます。
なーんとなく雰囲気で全体を通して弾いて練習した気になるのは良くあることですが、これは絶対にダメです。
練習前に練習すべきところをしっかり確認して、10分でそこを掘り下げましょう。
そして練習後には次の日のためにメモをしておくと、さらに良いです!
練習時間1時間の場合
一時間あれば、1曲あたり20分。ちょっと、しっかりできますね。
その20分をまた10分づつに分けて、最初の10分をその曲の弾ける部分をさらに深める練習。もう10分を新しい部分といった形で練習します。
弾けないところの練習は少し大変なので、最後に1度だけ通して弾いて『楽しかった♪』で終わりにしましょう。
タイマーを使う
10分と決めていても、だらだら長くなりがちです。
タイマーをセットして、その時間が来たら止めましょう。
こうすると、時間に追われるので集中力が増します。
4. 曲の調性(キー、Key)を意識しよう
音楽にはキーというものがあります。練習前にその曲のキーはなんなのか、考えましょう。
もし、キーが分からない方はこちらの記事を読んでみて下さい。
5. 最初の音程をしっかり
練習曲のキーが分かったら、練習を始めるわけですが、最初の音からしっかり音程を合わせましょう。
音程の合わせ方は、開放弦を基準に合わせます。
開放弦を鳴らして、そこから順番に抑えてその目的の音まで行きます。
例で言うと、A弦の D を押さえたい場合、A を鳴らしてから、B(ドイツ読みH)、C、Dと押さえます。
6. 短く切って練習しよう
上にも書きましたがよくある間違いが、最初から最後までの通し練習ばかりやることです。ギクッ!
そうではなく、2小節とか4小節をしっかり弾けるようにして、といった感じで先に進みましょう。
通し練習は、最初に自分の問題点を見つける為の一回、最後に自分の楽しみとして一回弾いたら十分です。
7. 音程の悪いところに気付こう
音程が悪いことを恥ずかしがりましょう。笑顔で 笑
まず、これが気付けないと直しようがありません。
でも分かりますよ。弾いてると楽譜と弓に気を取られて音が聴けていないとかありますよね。
でも、音程は何よりも大切です!音が汚くても音程だけは死守する!という気持ちで弾きましょう。笑顔で 笑
こちらの記事も参考にして下さい。
8. 録音しよう
でも、実際ちゃんと自分の演奏って聴けないものです。
毎回録音する必要性はありませんが、たまに録音して聴いてみましょう。
スマホでも録音できますね。
これで、青ざめなければオッケーです。
私はよく青ざめますが、それでも間違いに気付けるわけですから良いですね。
このたまに録音。かなり重要です。
9. 手本の音楽を聴こう
もし、練習曲が有名な曲だったばあい、Youtubeなどに沢山動画があがっています。
それを聴いて、曲のイメージを持ちましょう。
プロの演奏家だったら、自分で作曲家の意図を解釈して弾きますが、私たちは何よりも楽しむのが1番ですからドンドン聴いて、そういう風に弾いている自分を思い浮かべてニヤニヤしましょう。
やる気が出ますからね。
10. 伴奏と一緒に練習しよう
一人で練習して上手くいっているのに、先生と二人で演奏したら、全然だめ。
って良くありますよね?
伴奏があるとハーモニーが生まれるので、曲の聴こえ方が変わります。それによりワワワッてなっちゃうんですね。
ピアノがあれば自分で弾いたものを録音して、とかも出来ますね。
もしくは今の時代はmidiというものがありまして、それを使えばパソコンが伴奏してくれます。
人間のようにはいきませんが、音程の確認などに最適です。
まとめ
ということで、練習時の大切なことを説明しました。
1. 笑顔をたやさずに
2. 一日最低30分は練習しよう
3. 時間割りをつくろう
4. 曲の調性(キー、Key)を意識しよう
5. 最初の音程をしっかり
6. 短く切って練習しよう
7. 音程の悪いところに気付こう
8. 録音しよう
9. 手本の音楽を聴こう
10. 伴奏と一緒に練習しよう
これをやるだけで、無駄な時間が減ってグングン上手くなりますよ。
一緒に練習がんばりましょ~。