ヒップホップ、ジャズ、R&B、レゲエ、ソウル、ファンク。。。その他色々な音楽にはアフリカのリズムの影響があります。アフリカの音楽は人類の音楽史の中で非常に重要な音楽なのです。
それでそのアフリカンリズム!アフリカの音楽について書こうと思ったのですが、アフリカでかい!深い!ということで、ブログに書ける量ではなさそうなので、僕が調べたところで行き着いた情報を紹介していきます。ちなみにアフリカのデカサですが、世界の国々の大きさを本当のサイズで比較できるサイト THE TRUE SIZE OF … で見てみると。。。
思ってたよりでけえわ。。。何と言っても大陸だからね。
アフリカの音楽、リズムについて
アフリカの音楽を聴いてみよう
とりあえずアフリカの音楽がどんな感じか聴いてみましょう。ガチのアフリカ音楽だと後で紹介する『アフリカ音楽の正体』という本の付録としてついてる音源が特設サイトから聴けます。
ピグミーのウォータードラムと歌声
歌声のハーモニーが天国。川を叩いてドラムとして使う音楽も地上の天国。この録音が自然に録れる様にコッソリ録った感じでそれもまたいい。
アフリカの民族音楽でなく、アフリカのドラマーなどを紹介すると、
Babatunde Olatunji
ナイジェリアのドラマーで、彼が参加している音楽は数え切れないほどあります。
このアルバム、アフリカ音楽というかファンクなんですが、スーパーファンキー。
Mokhtar Samba
彼はモロッコ生まれのフランスのジャズミュージシャンですが、叩いてるアフリカンリズム超かっこいいです。彼の記事をよむとジャコ・パストリアスやリチャード・ボナ、ジョー・ザビヌルなんかとも共演してるツワモノドラマーなんですね。
アフリカのリズムを紹介すればキリがないんですが、それは下で紹介するサイト、資料をもとに自分で調べましょう(丸投げ)。
アフリカ音楽について
コモンズ:スコラ、シリーズ第11巻『アフリカの伝統音楽(Traditional Music in Africa)』
知ってる方もいると思いますが、坂本龍一さんをはじめとするアーティストたちが設立したプロジェクト「commmons(コモンズ) 」の11巻でアフリカ音楽を特集しています。
塚田健一著 アフリカ音楽の正体
上のコモンズ:スコラにも登場していた民族音楽学者 塚田健一さん
民族音楽学などを研究されている方でアフリカ音楽についての本を執筆しています。その中から坂本龍一さんもおすすめの本が アフリカ音楽の正体 です。
本のレベル、読者層について
本のレベルですが、楽譜が全然読めない、ポリリズムって何?シンコペーション?え?え?という感じだと面白くないかも知れません。大分分かりやすいですが著者のあとがきにも、想定されている読者は「“音楽的意識の高い”一般読者」で「アフリカ伝統音楽に関する中級レベルの解説書を目指した」とあります。本当にその通り内容に富んだ本です。
簡単に本の内容を紹介すると、アフリカ音楽のこれまでの研究の経緯を紹介。それからアフリカ音楽と西洋音楽の違い、アフリカ音楽のハーモニーや、旋律についても書かれています。240ページ中の最後の20ページで実践編ということで実際に演奏する方法が書かれています。アフリカンリズムを知りたかったらこの本は最高です。
ミニマルミュージックとアフリカ音楽
ミニマルミュージックはアフリカ音楽からヒントを得たものが多くあります。下の動画はスティーブ・ライヒのクラッピングミュージックというものですが、『アフリカ音楽の正体』で紹介されているアフリカ音楽と同じです。
アフリカンリズムを楽器で演奏しよう
ミュージシャンなら自分で叩けないと。ということで実際のアフリカのリズムが載っている本の紹介です。僕が持っているのはドラムセットのための のほうでその内容は8種類のリズムパターンとそのバリエーションが紹介されています。CDも付属しているので楽譜が読めなくても練習できます。
8種類のリズムパターン
- Bikutsi
- Ekang
- Mbala
- Mangabeu
- Makossa
- Ashiko
- Tchamasi
- Makassi
最後にドラムのアルバム紹介
最後に紹介したいのはこのアルバム。Peter Giger というドラマーが主催のパーカッショングループのアルバム。実はこの方リズムについての本Peter Giger 『Die Kunst des Rhythmus/リズムの技術』というリズムについて書いた本も出版していて、僕は読みましたがこれも良書です。この本はドイツ語しかないのですがスマホ使えば読めなくはないですね。いずれにせよこのアルバム超かっこいいので聴いてみてください。