Karlheinz Stockhausen (シュトックハウゼン)作曲のピアノ曲 『Klavierstück V』の一部分を使い作曲しました。
シュトックハウゼンなどの現代音楽には、古典音楽のような繰り返しがなく、理解が難しいです。しかし、その響きは刺激的であり、その両方をうまくあわせること目的に作曲しました。
上の絵は友人の 新井祥也 君の作品を使わせてもらいました。素晴らしいアーティストなので、興味があれば他の作品もご覧下さい。
現代音楽の一部を使い新しい曲をつくる
作曲のコンセプト Karlheinz Stockhausen – Klavierstück V
この作曲の技法として、一つの素材を発展(展開)させるのは基本になります。
今回は現代音楽 『Karlheinz Stockhausen – Klavierstück V』 の一部を引用し、変化、発展させ作曲しました。
下の動画がその原曲で、11秒から26秒までを素材として使わせてもらいました。
具体的な方法
具体的な発展方法として、原型を下のように変化できます。
またその素材を組み合わせ、分離などしています。
下の譜例は バッハ の Invention #1 です。
原型例
移行
メロディーはそのままで、音の高さが上がっています
反行形
音列を上下を鏡に映したようにしています
逆行形
後ろから進行しています
反逆行形
反行と逆行組み合わせです
拡大
リズムを拡大しています
縮小
リズムを縮小しています
曲の構成
構成は A-B-A になっています。
1番簡単な作曲方法、代表的な構成 A-B-A
曲作ったけど、展開がなくて飽きる。 展開はあるんだけど、音が増えていくだけ。 そんな悩みを解消する、構成の方法を紹介します。 音楽を作り始める前にここをしっかりやっておくと、完成度が高く、楽に、早くできます...
結果の曲
結果、色々と組み合わせ、足し、減らし、このような曲が完成しました。
演奏は2台のピアノになります。
まとめ
古典の技術で刺激的な現代音楽の響きをそのままに。をコンセプトに作曲しましたが、いかがでしたでしょうか?
またシュトックハウゼンの他の曲も面白いので是非聴いてみてください。
でわ、良い音楽ライフを♪