甘い響き。フランスの歌謡曲『シャンソン』の名歌手、名曲を 8 曲紹介 | ページ 2 | 人人振動

甘い響き。フランスの歌謡曲『シャンソン』の名歌手、名曲を 8 曲紹介

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Rina Ketty – “J’attendrai” / リナ・ケッティ- 待ちましょう(1938)

彼女はカンヌ生まれで1930年代にパリに移住しました。そして、1938年に“Sombreros et Mantilles/ 君はソムブレロを”“J’attendrai”でブレークしました。

 

Rina Ketty – Sombreros et Mantilles

この曲はフランスと中東の異国感が混じっていい感じです。

 

Charles Trenet – La Mer/ シャルル・トレネ – ラ・メール (1946)

ここで初めて男性歌手の曲の紹介です。

ラ・メール」(La Mer)は、フランスの歌手、シャルル・トレネが作詞作曲した楽曲で、ジャズなどでも親しまれています。ラ・メール と言うのはフランス語で『海』の事です。

この曲も超有名曲で、上で紹介したÉdith Piaf の La Vie En Rose 位有名です。

 

この曲は彼が16歳のときに、この曲の元となる詩を書き、それから長い時間が経過した1943年に鉄道に乗って旅行の最中、南仏のトー湖の眺めが目に入ったとき、かつて書いた詩のメロディが彼の心にわき起こり、友人のピアニストの助けを借りて曲を完成させ、その夜に発表しました。

音楽からその旅の情景、汽車から見える海がキラキラ光ってるのが浮かびます。

 

Serge Gainsbourg and Jane Birkin – Je T’aime, …Moi Non Plus/ セルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキン- ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1969)

セルジュ・ゲンスブール

セルジュ・ゲンスブール

この曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」は、歌っている男性の方、セルジュ・ゲンスブールが作詞作曲しました。彼は作曲家、作詞家、歌手、映画監督、俳優というマルチタレント。

女性はジェーン・バーキンで、イングランド・ロンドン生まれで、パリに引越しました。

彼女も女優、歌手、モデルです。

 

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュにまつわる話

この曲もフランスらしいエピソードがあります。

この曲は元々1967年に、「フランスのマリリン・モンロー」と言われたブリジット・バルドーとの不倫の関係にあったゲンスブールが、バルドーのために「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を書きました。

ブリジット・バルドー

Brigitte Bardot at a cocktail party in 1968

元々この曲はゲンスブールとバルドーによるデュエットで、バルドーによるあえぎ声の演技とともに録音されていました。

しかし、バルドーは当時の夫であるギュンター・ザックスの怒りを恐れ、この曲のリリースを拒否し、それがきっかけでゲンスブールとバルドーの関係は終わりました。

その後、この曲で歌っているジェーン・バーキンと出会い、事実婚の関係になり、1969年、ゲンスブールとジェーン・バーキンのデュエットでシングル「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がリリースされました。

この曲の中でも吐息というか、喘ぎ声が収録されています。

 

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュの歌詞の意味

この曲の歌詞は女性が『愛してるわ』と言い。

男性が『俺は愛してない』ということを繰り返しています。

 

ゲンスブールの顔からも出ているセクシーなダメ男っぷり。

ジェーン・バーキンの美しさ。。。。その瞬間を切り抜いた名曲、名録音です。

 

映画『Je t’aime moi non plus』

1976年にゲンスブール監督、バーキン主演で『Je t’aime moi non plus』のタイトルで映画化されました。