こんにちわ。今回はフリジアンコードの説明をしてみようと思います。
・フリジアンコードの使い方
【ジャズ音楽理論】フリジアンコードの解説と使い方
フリジアンコードとは『ドミナント7で13thがベースの音』
フリジアンコードはドミナント7のベースを13度の音にしたものです。
上の図の1小節目が普通のドミナント7。2小節目が13度(6度)をベースにしたもの。
これをベースの音をルートと捉えると、構成音は同じですが、上の図のような度数が出来上がります(3小節目)。
これがEフリジアンコードです。
2小節目、3小節目両方フリジアンコードです。
なんでフリジアンコードって言うの?
キーCの場合、フリジアンスケールは3度からのスケールですよね?
この譜面をみると3度のEがルートに来てるんで、『フリジアンコード』っす。
フリジアンスケールが分からないかたはこちらを読んで下さいませ。
フリジアンコードの使い方
それで、このフリジアンコードをどう使うかというと、Eドミナントと考えて、Aに解決出来ます。
でも、実際使ってる音はG7の音です。
G7を使いながら、華麗に転調してしまうということが出来るわけです。
フリジアンコードの書き方
フリジアンコードを楽譜に書く場合は以下の3種類です。
例えばEフリジアンを書く場合
・G7/E
・Esusb9
・Ephryg
ウェインショーターの曲で見るフリジアンコード
例えばこの曲の4,5小節目はEb → B になっています。
この4小節目がフリジアンコードです。ってことは、上の考え方で考えるとEbが13度の音ってことですよね。
Ebが13度と考えるとルートの音はG♭(F#)です。
F#はBの5度なのでⅤ-Ⅰと。
こう考えるとややこしいんですが、作曲の時などに使えますね。
フリジアンコードでリハーモナイズする
Ⅱ-Ⅴをフリジアンコードにリハモすることも出来ます。
使えばいいってものではないのですが、上手く使えばベースの動きが綺麗になります。
まとめ
参考にしたのはこの本です。この本はジャズの弾き方、考え方を分かりやすく網羅している本で、この本さえあればジャズの知識はバッチリです。弾きながら練習したら多分十年位かかりますが、それだけの内容ですよ!