モノラル、ステレオとよく聞きます。その違いが分かっているようで、実はよく分かってないこともしばしば。ここでは、その違いと、ステレオ録音の方法などを紹介します。
音楽制作をしている方で、音を広げたい場合はこちら。
モノとステレオって何なの??その違い、ステレオ録音の方法、分かりやすく説明
モノは左右同じ音。ステレオは左右違う音。
結論としては、
モノ=左右のスピーカーから同じ音。
ステレオ=左右のスピーカーから違う音。
が出力されます。それにより、音に広がりが感じられるわけです。
ステレオとモノの違いを聴いてみよう
実際にステレオとモノラルでのサウンドの違いを聴いてみましょう。
動画にはアナライザーという、音を視覚的に見れるものがありますので、その下にある左右の広がりを見てください。ステレオでは、左右に広がっているのに対し、モノラルでは真ん中に線が一本だけなのが分かると思います。
モノ音源をステレオ出力しても、モノラルです
ちなみに、モノ音源をDAWソフトで、ステレオ出力したら、ステレオになるんじゃね?的な事を思うかも知れないですが、見た目は波形が2本になるので、ステレオっぽく見えますが、両スピーカーから同じ音が鳴っているので、モノ音源のままです。
ステレオ録音する方法
ステレオ録音をするには、単純にマイクを2本使えば、ステレオになります。その方法は色々あって
X-Y 方式、A-B 方式、M/S 方式 などがあります。といってもマイクもまた、泥沼のような世界。。笑 一本何十万円するマイクを買うのは、一般の方は現実的ではないです。
現在のハンディレコーダーでは、ステレオで高音質の録音が出来ます。こちらで、ハンディレコーダーのおすすめを紹介しています。
モノ音源をステレオ化して、音を左右に広げる方法
では、録音したモノ音源をどうしたら、ステレオ化出来るのか?音に広がりを与えられるのか?はこちらに書きました。
モノとステレオどちらが良いのか?
で、ステレオは音に広がりがあって最高だ!全部ステレオだ!
というわけでは無いんです。たとえば、ハウスやテクノのようなダンスミュージックの場合、キックの音は、モノラル、真ん中でドスン!と鳴らします。基本的に低音系はステレオにしないのが、普通です(してもいいけど)。
バンドの場合、録音したモノトラックを左右に、上手にミキシングすれば、バンド全体の音に広がりが生まれます。
ビートルズはモノからステレオへの過渡期
ちょっとここで、最強のポップバンド「ビートルズ」の音楽を聴きながら、モノとステレオを色々聴いて見ましょう。まだこの時期はステレオミックスが、色々実験的だったため、今では考えられないパン(左右)の振り方になってます。
モノ音源。これはそのまま、モノ音源です
ステレオ音源。ボーカル、コーラスが全部Rチャンネル、その他楽器がLチャンネル
ボーカルが右からだけ。。。って今では、なかなか考えられないですね。
ステレオ音源。色々行ったり来たり。
ステレオ音源。ボーカル真ん中の、現代っぽいミックス
もし、ビートルズに興味が湧いたら是非この記事を!
まとめ
ということで、モノとステレオの違いを紹介しました。
モノとステレオ、使い分けが重要なので、全体のバランスを聴いて判断しましょう!
それと、音源を聴く時に、ミックスバランスなどに意識して聴くと、色々な発見がありますよ!
では、良い音楽ライフを♪