アナログミキサー持ってるけど、楽器を繋いでるだけ、エフェクターとかどう使うん??
という方のために、ミキサーにエフェクターを繋いで、更に音楽制作が楽に、楽しくなる方法を紹介します!
・各種エフェクターによって繋ぎ方が違うはなし
・実際の繋ぎ方
え?ていうか、エフェクターって何?っていう方は、こちらの記事を読んで下さい。
アナログミキサーに各種エフェクターを接続する方法、注意すること
最初に設計図を書いて、出る音を想像しよう
みんな作りたい音楽も、機材も、人数も、部屋の大きさも違います。
ですので、とりあえず実際に接続する前に、紙に書き出すことを薦めます(下手な絵ですんません)。
で、気が付くんですよ。あれ?これだと、これがあれだなあ。。。あれはそれかあ。と。
と、何となく頭で描いて、それからリアルに考えていきます。
完全にセットアップが決まるまで、高いケーブルは買わないほうがいいですよ!ケーブルは出来るだけ短い方がいいのですが、なんとなく決まった設計で、出来る気がしてケーブル買うと、全然ダメやんけ!ってなります(体験済み)。
エフェクターの種類で、ミキサーへの繋ぎ方が変わる
人によっては、アナログミキサーにエフェクターをどう繋いだらいいのか分からない方もいると思います。それだと、設計図も書けません。なので、これから簡単に説明していきますね。それから、もう一度設計図を作ってみましょう。
エフェクターの2種類の繋ぎ方
1つは、ミキサーのAUX SEND/RETURNという機能を使ってエフェクターを繋ぎます。この機能を使うと、ミキサーの全トラックで繋いだエフェクターが使えるようになります。ただ、この機能はエフェクターの信号を原音に戻す方法なので、基本的にリバーブやディレイで使います。
もう1つは、楽器から直列でミキサーの各トラックに繋ぐ方法です。
空間系エフェクター(ディレイ、リバーブ)は、ミキサーのAUX SEND/RETURN
ディレイ、リバーブの空間系のエフェクターは、上で書いたようにミキサーのAUX SEND/RETURNという機能が使えます。この場合は、ミキサーについているAUX OUTから、エフェクターに信号を送って、ミキサーのAUX RETURN に、エフェクト音を戻して、原音と混ぜます。
ここで注意してもらいたいのが、エフェクターはWETのみで、出せるものを選ぶことです。
WET というのはエフェクターの音(ディレイだったら、ディレイのみの音)で、DRY は原音です。そうしないと、AUX RETURNで戻した時に、原音にまた原音を重ねるので音が濁ります。
コンプレッサーや、ディストーションなど、原音を変えるものは、ミキサーのAUX OUTでは送れない(ことはないけど、送らない)
コンプレッサーやディストーションなど、原音を変えるエフェクター(ディレイ、リバーブ以外全部かな?)は、上でやったようにエフェクトのかかった音を原音には混ぜられません。それは何故か?
原音に対して、更にディストーションなどで歪んだ音を足すことになるからですね。でも、やっちゃいけない訳じゃあないので、実際に試してみるのもいいと思います。以外にかっこいい音になるかも?よん。
ディストーションなどのエフェクターは直列で繋ぐ
ということで、ミキサーのAUX RETURN を使えないと言うことは、ミキサーの前にエフェクターをかませて繋ぐことになります。
バンドの場合、みんなそれぞれエフェクター持ってるから、それでも全然かまわないです。でも電子音楽で、何台もシンセがある場合はどうしよう?いちいち楽器かえるごとに差し替えることになります。
他にも色々ある。AUXの使い方
実は、AUXには他にも色々な使い方があり、繋いでいるエフェクターを拡張させるような、それ自体がエフェクターのような使い方も出来ます。
もう1台小さなミキサーを使う
これは僕のやってる方法なんですが、お気に入りのフィルターがあって、そのフィルターをどのシンセにも通したい!とベッドで悶々と考えていた所、思いついたのが、ミキサーの2台使い!
↓
小さなミキサーの出力をエフェクターに繋げる
↓
エフェクターから大ミキサーへ
という方法です。これなら、小ミキサーに繋がってるシンセは、全部エフェクターかけられますね。これがいいかどうかは置いておいて、僕の音楽制作スタイルには合ってます。と言った感じで、自分の持ってる楽器や状況に合わせて、自由に考えましょう。
コンプレッサーをミキサーに繋ぐ方法
コンプレッサーをミキサーに繋ぐ方法はこちらに書いてあります。
改めて設計図を書いて、出る音を想像しよう
エフェクターの繋ぎ方やサウンドが理解できたところで、もう一度設計図を書いて見ましょう。絵に描きながら、音をイメージするといいです。例えば、
ディレイの後にディストーションペダルがきたら、ディレイ音も一緒に歪みます。
ディストーションペダルがディレイの前なら、歪んだ音にディレイがかかります。
コンプレッサーは単トラックにかけるのか、全体か。
コンプした音を歪めるか、歪めた音をコンプするか。
繋ぐ順番に王道はありますが、間違えはないので、想像しながら自分がいいと思うようにやってみましょう!
例えば、フィードバック(ミキサーの中で、信号がグルグル回ってしまう現象)を使ってノイズを作る方法もあります。
こんな感じにミキサーを使うことも出来ます。なので、やっぱり自由に!
それと、最初は安くて、長いケーブルを使って試すと楽です。色々試して、これが自分にとって最高だ!と思ったら徐々に高いケーブルにして行きましょう!最初に高いケーブル買うと後悔します。なんなら、自分で作ってもいいですね。ケーブルの長さは出来るだけ短くが基本です!
では、良い音楽ライフを♪