楽譜をみてその音楽が頭の中で再生されたら。。。
また、コーラスで渡された楽譜が意味が分からない。。。
僕も、聴音や視唱(楽譜をみて歌うこと)が苦手でした。
しかし、私たちは小さなころから無意識のうちに西洋音楽を聴いて育ってるので、その音階などは体に染み付いていて、ただそれがなんなのかよく理解していないだけで、しっかり練習すれば伸ばせる能力です。
僕の先生からのはなし読んだ本や経験を通してその効果的な練習法を書いていこうと思います。
他の聴音の記事はこちら。
視唱、ソルフェージュ~楽譜から音を聴く,歌う~ その練習方法
移動ド唱法 1度(基音、キー)を決める
キー(調性)って何?
という質問があったのでピアノでキーC,キーEで同じメロディーを弾きました。音の高さだけ変わってますね。
カラオケでもキーの変更機能と同じです。 pic.twitter.com/2oFI0PKvf3— Y-Bit Music (@ybitmusic) November 19, 2022
移動ドって知っていますか?最初にその話をしますね。
ピアノやキーボードで、どこでもいいので最初の音を鳴らします。
例1で説明すると最初の C をポ―ンと鳴らしたら、そこが 1度(ド) になります。
例2では A が1度 です。
例3は Eb (間違えてト音記号で記入しましたが、ヘ音記号です)が1度です。
1度(ド)が決まったらそこが中心地になります。このように 1度(ド)の場所が移動するので移動ドと言います。1度の音を決めたら、その練習中は同じ音でやりましょう。
ちなみに C の音を中心に考えたら固定ドです。
ここで話す方法は 移動ドでの考え方です。
移動ドや、調性という考えが分からない方はこちらをご覧ください。
メジャーアルペジオ 1,3,5 度を歌う
その1度からメジャーのアルペジオを歌います。つまりドミソです。
最初の段階として、1,3,5 度を歌ってしっかりとしたものにします。
メジャースケール(イオニアンスケール)で使われる音は7つです。1,3,5 度はドレミ の読み方で言うと ドミソになります。
1234567
歌う時はドミソーっと歌っても良いですし、イチ、サン、ゴーでもいいし、ワン、スリー、ファイブでも良いです。
この3つは非常に重要な音で、最初にしっかりと音程がとれるようになれば後が楽です。とりあえずマイナーは置いておいて、メジャーを完璧なものにしましょう。
ここで注意してほしいのが、完璧な音程で歌えているかです。自分では歌えてるつもりでもわずかに、ずれていることがあるので歌いながら楽器の音と比べて確認をしましょう。
それともう一点、頭の出だしからその音程が取れているかです。頭で最初にしっかりイメージし、それから喉の調整をし発声しましょう。
それから、1 5 3 1 5 (ドソミドソー)など色々なパターンで歌ってみましょう。
下の5度とオクターブを歌う
次に1度から下の5度を歌ってみます。
その次は下の5度を含めてオクターブも歌ってみましょう。
耳コピ(聴音)も練習しよう
視唱の記事の途中ですが聴音、耳コピなんて言ったりもしますがこれも出来るとお互いに助け合って音楽の理解度が上がります。こちらに書いてますので読んでみて下さい。
7度を歌う
続きですが、7度(シ)。
1度のドがしっかり意識できていれば、その半音下を歌うだけです。
その吸引力を味わって理解しましょう。
2,4度を歌う
次は4度を歌ってみましょう。
まず 1、4 (ド、ファ)とピアノで鳴らすと、または歌ってみると次は 3度のミ に落ち着きたくなります。もっと旅をしたければ5度(ソ)に行ってみます。
こんな事を考えながら4度の響きを理解しましょう。
これで、大抵の曲は歌えてしまいますね。
その音楽が歌える喜びに浸りながら、マイナーに突入です。
マイナートライアド
マイナー(短調)は上で練習したメジャー(長調)から、3度が半音下がるだけなので感覚をつかめば難しくないと思います。
でも、メジャーの感覚がまずシッカリしていることが前提です。あせってすぐマイナーの練習を始めるのではなく、一歩一歩着実に進んで行きましょう。
視唱ソルフェージュの本の紹介
視唱の練習 和声感の育成をかねて
最初から段階を踏んで和音など機能を学びながら学習できる優れた本です。
色々なキーで課題があり、そこにメロディーと和音が当てられている形で、作曲の学習にも役に立ちます。
最初の段階からある程度の音楽知識と歌えることが前提となっているので、上の練習でしかっり歌えるようになってから挑戦した方が良いと思います。
コールユーブンゲン
声楽などでは有名な本です。
コンコーネ50番
この本も定番です。高声用、中声用あるので注意しましょう。
ミミコピがどんどん出来るようになる!レベル別260の聴き取り練習メロディー
ここでは楽譜から歌うことについて書きましたが、音楽を聴いて書き取ったり楽器で弾けるようにすることも練習が必要です。聴音やミミコピなんていいますね。
ミミコピの練習は数をこなせば絶対に上手くなります。ただ突然難しいメロディーではなく順番に難しくしていくと効果絶大です。僕の経験から教材を作りました。と言ってもなかなか手間のかかった教材になりましたので有料です。ただその価値のある内容なのでこの方法で練習してみて下さい!!確実に上達するしミミコピが好きにもなります!
アプリを使ってソルフェージュの練習をしよう
スマホを使えばいつでも何処でも練習できます。
こちらで使えるアプリを紹介しています。
まとめ
聴音も楽器と同じで毎日の練習が重要です。日曜日だけ2時間集中するのではなくて、毎日15分など時間を決めて取り組みましょう!
では良い音楽ライフを♪