DTMソフトのサンプラーとハードのサンプラーって本当に音違うの?
ハードのサンプラーの操作性ってどうなの?
っていうはなしがこのページのテーマです。サンプラーが何かというのは、知ってるという前提で書きますが、色々なサンプラーありますよね。
DAWのソフトサンプラーもありますし、ハードサンプラーでも現行のものはドンドン進化してるし、かと言って古いものも、逆にヴィンテージになって高値で取引されてます。そんなサンプラーについて書いていきます。
僕の意見ではハードサンプラーは音にキャラクターが出るので好きです。
カリンバの音を録音、80年代のCasioキーボードでサンプリングしてみた。#アンビエント #カリンバ #casiosk5 pic.twitter.com/Eb3XeBe9nH
— Y-Bit Music (@ybitmusic) February 9, 2021
・ソフトサンプラーと、ハードサンプラーで音は違うのか?
・古いサンプラーは本当に音がいいのか?
などなど。動画などを紹介しながら書いていきます。
【サンプラー】ソフトと、ヴィンテージと、現行と。色々書いてみる
ソフトサンプラーについて
まずソフトサンプラーについてなんですが、今の時代、色々な種類のソフトサンプラーがあり、使うと制作の幅が物凄く広がります。Ableton Liveも一種のサンプラーと言ってもいいです。midiコントローラーを使えば、ハードサンプラーやドラムマシンのように扱えます。
ただ、僕が思うのはサンプラーに限らず、ソフトに思うのは「色々出来すぎる」ことが問題?と思います。選択肢がありすぎて結局時間だけがかかり、音がまとまらないとか起こりますし、結構使い方を覚えるのも簡単ではない。
しかし、頭の中に具体的にやりたいことがあるならば、ソフトで作るのは安いし、時間も省略され、しかも色々実験できていいと思います。今だったらMax/MSP、Max4live などで無限の可能性を手に入れられます。
Autechre も今はソフトを使ってるってさ
Autechre も昔はハードで独特のサウンドを作り出していましたが、最近はMax/MSPで制作しているようです。
Today, Max is almost exclusively what Autechre use. “I just use Max/MSP now, because in Max I can generally build the thing I need, and if I don’t know how to do that it’ll generally be worthwhile learning,” Booth told RA last year. “Intellectual capital or whatever. So rather than spend me money on equipment, I spend me money—as time—in learning how to build stuff.” However, in a Reverb magazine interview in 2008, he had a more grounded perspective on generative music. “It just gets massively overblown because people think it’s dead interesting, but it’s not is it? To me it’s just like a bunch of arpeggiators plugged into each other, going off and we’ve been doing that since Lego Feet days.”
7 pieces of gear that helped define Autechre's game-changing soundAutechre’s studio and live processes are closely guarded, but the duo have left a breadcrumb trail across the internet that…
こちらが90年代の音です。
1991-2002年の活動期間の音が5枚入りのCDになってます。僕も持ってます。
ちょっと今の話題とはずれるんですが、今はなんでもストリーミングで聴けるし、なんならそれをサンプリングも出来るけど、やっぱりちゃんと聴くのはレコードか、CD(WAVEファイル)ですよ。
楽器の演奏はスピーカーだと1/100位しか伝わないないように、電子音楽も(楽器ほどではないけれど)、ちゃんといい音源で聴かないと。と言っても最高のオーディオシステムで!みたいのはないけれど。
他にも色々な電子音楽をこちらで紹介しています。
ハードサンプラーについて
ハードサンプラーと言っても、現行のものとヴィンテージのものがあります。
ヒップホップで有名なのは AKAI MPC2000 ですが、もっと色々な名機があります。
ヴィンテージサンプラー
このビデオで色々な古いサンプラーの音が聴けます。みんな色々個性ありますね。
E-mu SP-1200
これは12bit でサンプリングされるので、音がいい感じに荒れて最高だぜ!と今でも人気ですが、超高い。30-40万位かな。。。友達持ってます。 eSPi っていうソフトサンプラーにもなってますね。
MPC60
MPC60は、MPC2000より古いもので、Aphex Twin も使ってます(今使ってるかは分からないけど)。
僕のサンプラー AKAI S900
僕も何台かサンプラーを所有していました。まず、MPC2000、次にAKAI S6000。それで今はAKAI S900を使ってます。MPC2000 は、現代に使うと操作がすごく面倒に感じます。更に S6000 はもっとずっと面倒です。S900はまあ、3台目だし、あんま使ってる人いないし、12bitだし、アナログフィルターだし。面倒だけどいいか。と思って使ってます。あ、でもフロッピーから改造されてるやつです。注意してもらいたいのですが、古いサンプラーでフロッピーのままのものだと、最強に面倒なので、注意しましょう。僕が最初に買ったMPC2000がフロッピーで、本当に面倒でした。電源入れるのが面倒になります。セーブも数秒分しか出来ないし。
ちなみにこのビデオはドラムマシンをサンプリングしてフィルターのかかり具合を変えた比較動画を作ってみました。
Casio SK-5
最近音めっちゃ良い!操作も簡単ってなったサンプラーがカシオのSKシリーズです。ただ時間は1.5秒くらいしかサンプリング出来ません。
カリンバの音を録音、80年代のCasioキーボードでサンプリングしてみた。#アンビエント #カリンバ #casiosk5 pic.twitter.com/Eb3XeBe9nH
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古いサンプラーと現代のものは音が違うのか?
現行のものは操作が簡単だし、セーブできる量も桁違い。でも、古いのが人気っていうことはやっぱり音が違うのか?そんなことを世界中の人が思ってるらしく、動画ありました。まず、上で紹介したSP-1200 の実機と、ソフトの比較。
こちらは、どちらもハードで、MPC Live とMPC 60。
ソフトの方は若干音が薄くなってるのが分かりますが、MPCの方は音変わんなくね?むしろMPC Liveの方が音太くね?っていうのが、正直な感想です。。。
現行のサンプラーはこちらで紹介しています。
何より大事なのは良い音源でサンプリングすること
上で色々なサンプラーを見ましたが、何より大事なのは良い音源でサンプリングすることです。どんなに良いサンプラーでもストリーミングの圧縮された低音質の音源では意味がないです。
それでもハードサンプラーを使う理由
上のようにそんなに音変わらない。ハードは高い。場所をとる。ノイズものる可能性が高い。
それでも、みんなが使うのはロマンかなあ。。。笑
僕が使うのは最初に書いた「ソフトは色々出来すぎる」のが理由?と、その場、その時の電気信号を使うというのが好きです。制限があると、その中で色々やるので変な発見があったり、逆に面白い音だせたりするんですね。あと単純にハード機器が好きって言うのもあります。結局はこの記事で書いてるように、人それぞれですね。ソフトだけでかっこいい音を作る人もいれば、高価なハード機材をいっぱい持ってるんだけど微妙な人もいると。。。
では、良い音楽ライフを♪