ミニマルミュージックの作曲家、作品を紹介
ここでは素晴らしいミニマルミュージックのアーティストと、その作品を紹介していきます。
僕も何曲か作曲したことがあり、その内容を書いた記事があるのでもし興味があれば読んでみてください。
Steve Reich
ミニマルといったらスティーブ・ライヒですね。
Reich: Sextet, Six Marimbas
ミニマルと言ったら Steve Reich という存在です。
イタリアにあるポンペイという遺跡を旅行していた際に(jojo が好きな人は知ってると思います)、アルバム 『Reich: Sextet, Six Marimbas』 をヘッドホンで聴きながら色々見ていたんですが、もう完全に別世界に行ってましたね、僕は。
今でもはっきり思い出せるくらいの衝撃でした。遺跡でミニマルおすすめです 笑
Different Trains
世界大戦中、スティーブライヒはまだ子供でアメリカに住んでいて、彼は母に会うためよく長距離汽車に乗りました。
汽車の動く振動はまさしくミニマルミュージックで、その記憶は彼に深い影響を与えました。
同じ時期にヨーロッパでは彼と同じユダヤ人は、アウシュビッツ強制収容所へ向かう列車に乗せられていました。
戦争前、戦争中、戦争後と音楽は構成されています。
この音楽は別のページで、その作曲技法の詳細を書こうと思っています。
Piano Phase
同じフレーズを繰り返しているだけですが、もう一台のピアノが少しテンポが速くなり16分音符ずれます。
それを繰り返しているだけですが、この深い世界感。
単純だけに根源的な力がありますね。
Terry Riley
ミニマルミュージックの大家の一人です。
In C
演奏の自由度、その音楽のもつ深さによりたくさんレコーディングされています。
単純ながらめまぐるしく音が変化し色々な世界を表出させます。
その概要はこちらで紹介しています。
録音
Youtubeで聴ける僕の好きな録音を紹介します。
Marielle et Katia Labèque(ラベック姉妹)という姉妹のDuoのアルバムで« Minimalist Dream House»というアルバムの中に収録されている In C は電子音が入ったりと面白いです。
このアルバムのコンセプトが色々なミニマルミュージックを紹介するもので、凄く良いアルバムなのでおすすめです。
Africa Express による In C
アフリカの乾いた音と映像がマッチしていい感じですね。
John Adams
ジョン・アダムスのコード感があるポップな響きがどうも好きじゃなくて(ポップ音楽は好きなんだけど、中途半端な気がして)そんなにちゃんと聴いてなかったんですが、ある夜に自転車乗りながら聴いてたら、その独特な世界観が好きになりました。すげーってなりました。やっぱり一瞬の好みで音楽聴かないのはダメだめなんだな。と思いました。
テヌートで弾く、ゲーム音楽みたいなメロディーとか、ディズニーっぽさとか、ホント特別な世界だな~、と。ここでは、このアルバムしか紹介してませんが、このアルバムが僕が自転車で走ってたとき聴いてた曲です。
Hans Otte
Das Buch der Klänge
日本語に訳すと、『本の響き』で、素直に素敵な響きです。
この曲を聴いていると、ミヒャエル・エンデ の『MOMO』 が頭に浮かびます。
いや、MOMOだけじゃなく、同じくミヒャエル・エンデ の『Never Ending Story』 も浮かびます。
ミヒャエル・エンデもドイツ人だしな。
久石譲
スタジオ ジブリ の作曲家で有名な久石譲さん。
実は久石さんも、ミニマルミュージックのアルバムを出しています。
昔は久石譲さんは現代音楽の作曲をしていました。
ミニマルミュージックが好きだそうです。