Electronic music で重要な要素である 『Kick』、ヒップホップビートやテクノ、ハウスに至っては最重要課題かもしれません。
曲作ったんだけど、キックがパスパスいってて悲しい。。
リファレンスの曲みたいな図太いキックが欲しい。。
ここで分かること
・キックを見つける方法
・キックの編集方法
・エフェクターの種類
世界を揺らす図太いキックの作り方-ヒップホップビート、テクノ、ハウス
モニター環境を整えよう
まずこれが、しっかりしていないと本当の音が聴こえません。
サウンドエンジニアのような環境を整えようっていうわけじゃないんですけど、最低限の環境は必要です。
まだ僕が良く音楽制作を知らなかった頃、薄い机の上にスピーカーを直置きして大音量で鳴らしていました。これの何がダメなのかというと、低音で机も揺れて音が増幅してるんです。だから、別の場所で聴いたら全然鳴ってないという。。。
かっこいい音楽作る人は色々な音楽を最低限良い音で聴いている
かっこいい音楽作る人って、やっぱり最初は音楽を聴くのが大好きで、俺もっといいの作れるぞ!みたいのがあって始まると思うんですよ。だから音楽を聴くのが好きで、色々な音楽を聴いている人は作る音楽もかっこいいです。
逆にあんまり音楽聴いてない、もしくは聴く音楽が偏ってる人は、何が良い音なのか分かってないので良い音楽は作れません。
まずまともなスピーカーで本当の音を聴くことが大切です。でも、オーディオマニアみたいになる必要はないですが。
アナライザーを使おう
実際にどの音域が出ているのかは聴くだけじゃなく、目で確認することも大切です。上の写真はWEVESですが、iZotope もいいですよ。
ドラムマシンのキック太いっす
では、モニター環境が整ったところでキックを作っていきましょう!
まずは、アナログドラムマシンを使う方法です。別にアナログにこだわる必要性もないんですけど、ハードのドラムマシンは説得力ある音です。あと。遊んで楽しいし使い方も簡単。
上で紹介した音源はElectribe と Volca Kick を使ってます。
しょぼいキックをいちいちいじるよりドラムマシンで最高の音を得たほうがいいですね。気持ちよい音ならいじるのも楽しいし、テンションも高いまま音が作れます。こちらでおすすめのドラムマシンを紹介しています。
プラグインのキック
DTMの場合、プラグインでいろいろと購入できます。
もちろんキック専用のプラグインもあります。いろんな機材を試すのが好きな人もいますが、僕は、何か見つけたらずっと使う派の人間なので、あまり知りません。
プラグインとかどんどん更新されてくし、試してるうちにおじいちゃんになるのはいやなので。
僕が使ってるプラグインを紹介します。
結構太い音でますが、アナログのキックに比べるとやっぱりしょぼく、機械的に感じるのは否めません。
特にクラブミュージックを作ってる方は迷わず、Volca Kick やドラムマシンを買ったほうがいいです。
Kicklab XL
このプラグインはフリーですが、なかなか太い音します。
からダウンロードできます。
Kicklab XXL というのもありこちらは有料で、29USDになります。
フリーのドラム音源はこちら
サンプリング
これは、もっとも簡単な方法ですが、あの憧れの図太いキックをサンプリングしてしまうというものです。
MPC のようなハードのサンプラーでサンプリングしてもいいですし、ソフトサンプラーを使ってサンプリングしても良いです。
まあ、、楽な方法です。
もしくは、アナログドラムマシンの音をサンプリングした音源を買うっていうのもありです。
サンプラーでその音源を叩いてシーケンスさせれば自作ドラムマシンになりますね。そんなドラム音源はこちらで紹介しています。
キックの処理
では、気に入ったキックが手に入ったところで、もうちょっといじってみましょう。
EQとコンプで音圧アップ
EQで少し持ち上げたり、削ったりしていい感じにします。イコライザーの使い方はこちら。
コンプはこちら
アッタクを強くしよう
ハウスなどで、キックにパンチが欲しいことがあります。上で説明したEQやコンプを使っても出来ますが、他にこんな方法もあります。
キックを二つに複製して、一つをアッタク専用にし、上手く混ぜるといいよっていうことです。
アタック専用の方だけ何かエフェクトかけて音質変えても、ナイスです。
前と後ろに分けて編集する
キックを分けて、それぞれにエフェクターをかけたりするのも良いです。
これは大分キックにこだわったというか、独特のキック音とかが欲しい時にいいですね。
WAVES のプラグインで音質を変える
プラグインを使って音を変えても面白いです。いくつか紹介します。
ここは、好みの音が手に入るかどうかなので、色々試してみましょう。自分がかっこいい!と思ったらオッケー!
R-Bass
ベース用のプラグインですが、これも使えます。
MaxxBass
こいつも使えます。
いろいろいじって試してみましょう。
色々なエフェクターで独自の音に!
エフェクターを使うと色々な音が出せます。
でも、その構造を分かってないと偶然すぎて、時間もかかります。
意外に構造は簡単なので、覚えておくと音作りが楽です。
まとめ
昔のハウスやテクノはキックを出して何ぼだ!と書きましたが、最近はキックが全然出てないけどかっこいい曲も沢山あります。要は、かっこければ何でも良いのですね!音楽は!自由にいきましょう 🙂
製作した他の電子音楽のビートはこちらで聴けます。