ラップでマネーをゲトる為に、ビートを作りてぇ!しかも、俺は昔ながらのサンプリングで作りてえんだ!
コーへー。でもお前MPCみたいなサンプラー買う金あるのか?
ねえけど、作りてえ。
お前、確かDAWソフト持ってたよな。それでパソコンをMPCみたいに使って作れるらしいぜ!しかもそのソフトは無料らしい。
まじか!ブラザー!さっそくそれでビートを作ろうぜ!
まあ、とりあえず一服しな。。。
あと2019年で洋楽ヒップホップのかっこいいアルバムをここで紹介してるぜ。
フリーソフトサンプラーでヒップホップトラックを簡単に作ろう
サンプリングによるビートメイキング
まずは、俺がやりてえ『サンプリング』ってなんだっつー話だ。
ヒップホップトラックの作り方の代表としては、やはり サンプリングがあると思います。
サンプリングというのは、ある楽曲の一部を切り取り、新しいビートを作る手法で、様々な名ビートが製作されてきました。
例えば『証言』
下の二つを組み合わせて作られています。上は冒頭のドラム。
イントロ部分
下の音楽を聴くと、『まんまや!』ってなるな!これがヒップホップトラックメイキングの代表的な方法サンプリングだ。
ちなみに、Astrud Gilberto – Who Needs Forever の関連アーティストが Quincy Jones, Gil Evans ってやつらだが、こいつらアメリカの作曲家で他にもやべー曲作ってる。Digっといて損はないぜ!
数々の名トラックを生んだ AKAI MPC2000、そしてSP-404
僕が作る際にはいまだに MPC2000 使ってます。そしてRoland SP-404も導入しました。結局録音はパソコンにしてるので、これから書くように、パソコンで作れば3倍早いんですけどね。
でも、絶対にパソコンで作ったのでは出せない音が出ます 😉
昔の名ヒップホップトラックは MPC2000 っていうサンプラーを使って製作されてるんだ。サンプリングって?MPCって?っていう奴は下の記事を読んでくれ。
SP-404っつーサンプラーも最高だ。俺も欲しいんだが金がねえ。
もしあなたに資金があるならば。。。
DAWソフト付属のソフトサンプラーを使う
で、こっからが本題だ。実は今時は『ソフトサンプラー』というものがあるんだ。いうなれば仮想(パソコン上)のサンプラーだ。もしすでにDAWソフトを持ってるんなら、すでにソフトサンプラーを持っていることになる。もしまだ使ったことがなかったら探してみな。
俺は Studio One を持ってるが、Sample One XT ってのがそれか。
まずは自分の使ってるソフトにサンプラーが入ってるか確認してみな。付属のソフトサンプラーで十分に作れる。後はきみのアイデア次第だ。
逆に高機能すぎても出来ることが多すぎて迷走するな。
あらゆる楽器を搭載した高品質サンプラー「KONTAKT」を使う
KONTAKTというソフトサンプラーがあり、そこにファイルをドロップすればサンプラーとして使えます。
KONTAKTはただのソフトサンプラーでは無く、ギターサウンドや8-bitサウンド、オーケストラ、アナログドラムのサンプリング音源、DJ用のミキサー(パソコン上のミキサーで、勝手にテンポを同期してくれる)などなどがあり、さらにKONTAKT用に様々なメーカーが音源を作っています。
最初から色々な機材を買うならば KONTAKT を買って色々試したほうがいいと思います。
例えば、KONTAKT でドラムを叩いて、それをサンプリングなども出来るわけです。
要はKONTAKTはプレステみたいなもんで、ソフトを買い足して無限に遊べるサンプラーなんだ。もちろん最初から最高の音源も入ってる。
KONTAKT 6 PLAYER をフリーダウンロード
KONTAKT PLAYERは KONTAKTの機能限定バージョンで無料です。
ダウンロードの際に E-mail アドレスを入れなくてはならないですが、特に怪しい会社ではないので大丈夫です。
ほかにもフリーで使える音源も用意されているので試してみるといいですね。
ただ上にも書いたようにKONTAKT PLAYERは機能限定バージョンです。
使う機能によって一定時間使うと、動かなくなります。
僕は下で紹介してる KOMPLETE 12持っておいて、使えそうな音源を買い足してます。
KONTAKT 6 と音源をセットで購入
少し値段は張りますが、この KOMPLETE 12を買ってしまうのも良いです。
チョコチョコ音源を買っていくのに考えれば、経済的、時間的にも格段に安くすみます。
KOMPLETE のなかでも値段差がありますが、それは付属の音源の豊富さによります。
おすすめするのは、 KOMPLETE 12。
値段は7万円ほどしますが、プロの最高音質が手に入ります。
セットの中にKONTAKT 6 も付属していますので、すぐに使用できます。
例えばハモンドオルガンのサンプリング音源とか、ベース、ギター、ストリングス、有名なMassiveというソフトシンセとか。。詳細はこちら。
結局、金を貯めなくちゃならねえのか。。。
ソフトサンプラーを使うにはMIDIキーボードが必要
しかし、ソフトサンプラーがあってもどうやって演奏するんだ?
それには、また『midiキーボード』が必要だ。
MPK mini MK2 MIDIキーボードコントローラー
ビートの制作ならこいつで完璧だ!
ドラムパッドもあるし、鍵盤もついている、小さいし安い!
MPK mini MK2 はmidiキーボードで、その中には音源は入っていません。いうなればゲームのコントローラーです。付属でソフトシンセがついていますが、それをダウンロードしパソコン上で操作するというものです。
まずこれとドラムサンプルがあればビートが作れます。サイズも小さいし色々活用できるので、後々まで使える機材です。買って間違いないです。
ドラムサンプルとは
上のドラムサンプルというのは、その名の通りドラムをサンプリングした音源です。
ビートメーカーが無料配布などしてくれたりしています。でも、タダだからといっていっぱい持っていると音選びに無駄に時間を費やすので、最小限にしましょう。
MIDIキーボードコントローラーを買うついでに有料のソフトシンセをゲット!
上で紹介したAKAIに製品は対象ではないのですが、一部のKORG製品を買うと KORG Software Bundle というのがついてきまして、製品をおまけ的な感じでダウンロード出来ます。
15,000円位するソフトなどもあるので、そちらを買うのも1つの手です。
その内容は下のページで紹介しています。
バンドルがついてくる製品で上で紹介したAKAIのキーボードに相当するのはこれです。
micro Korg
これはシンセサイザーだがだいぶ音が良くて、値段も手ごろ、そして『midiキーボード』としても使える。ただドラムパッドがついていないがな。まあ鍵盤でドラムを叩けるが、やりやすいのはやっぱパッドだ。
micro KorgはMPK mini MK2と違い、その中に音源が入っています。
つまり単体で楽器として演奏できます。micro Korgについてはこちらの記事をご覧ください。
VSTプラグイン、ソフトサンプラーを使う
後から自分の持ってるDAWソフトにサンプラーを追加できる。とりあえずすぐ使える無料の奴を紹介だ。
無料、フリーって最高の響きだぜ!さっそく、 TX16WxっつーVSTプラグインをダウンロードして、俺の使ってるソフトにぶち込んだぜ!早速作ってみるか!
TX16Wx
サンプリングの方法、ビートの作り方
1. DAWソフトにサンプリングしたい音源を取り込みます。
2. その音源を鳴らしたいキーボードの所にドロップ&ドラッグ。
3. その貼り付けたところに対応する所を、MIDIキーボードや、MIDIパッドなどで叩くと音が出ます。
4. 発声する部分の編集などは、TX16Wx内で編集できます。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”kool herk.jpg” name=”コーへー君”]
使い方は超簡単だから、実際試してみてくれ(丸投げ)。あと、他のソフトサンプラーも下で紹介してるぜ![/speech_bubble]
スマホアプリでビートを作る
スマホでも色々ビートを作れるアプリがあります。
スマホで使えるアプリはこちら
サンプリングのテクニック
実は、サンプリングっつーのはただパクるだけのテクニックじゃない!お前の想像力しだいで無限の可能性のある手法だ!
見た事あるけど、レコードを手で早回ししてみたり、ピッチ落としたりするんだよな。
その方法は、下の記事で紹介してるから読んでみてくれ!
レコードからサンプリングしよう
しかし今時は大抵の音楽はYoutubeで聴けるな。サンプリングもYoutubeにあがってる曲からサンプリングしようか。楽だしな。
いやボビー。そう思うかもしれんが、サンプリングする時はレコードか、最低でもCDからサンプリングしねえとダメだ。音質が全く違うぞ。
俺としたことが、、、レゲエもレコードにかぎるしな。ブラックミュージックはレコードが一番だ。ラスタファーライ。
だから、レコ屋で古いレコードをDigりまくることが、良いトラックメーカーの最低条件だ!休日はとりあえず掘って掘って掘りまくれ!
彼女と街に遊びに行って、『ちょっと寄って行っていい?』って軽くレコ屋に行ったら、掘るのに集中しすぎて気付いたら彼女が帰ってた位じゃないとダメだ!
お前がダメだ!No woman no cry
レコードで聴いたこと無い人は想像できないかも知れませんが、Youtubeなどで聴いて知っている曲をレコードで聴くと 『べ、別の曲や!』 ってなるくらい違います。特にレアグルーブなどはアナログ感が重要な要素になるのでレコードからサンプリングしましょう。
CDだったらそのままWAVファイル貼り付けてサンプリングできますね。超便利。
でも、こだわる人は絶対レコードからサンプリングですね。まあ考え方によります。
ちなみにレコードを掘るとしても最初は何から探していいか分からないものです。そんな悩みを解消するのがこちらの本。レコードコレクターがやばいレアグルーブのレコードをまとめています。レアグルーブって何?っていう方はこちらを読んでください。
最初はこいつを頼りに厳選されたレコードを聴いて、良い音を聴き、プロデューサー、ミュージシャン、レーベルをチェックしていくんだ!
気付けば自分独特の嗅覚が出来てくる!ただ本に載ってるのを買うだけじゃつまらんからな。
こっちは日本産レアグルーブを集めた本だ!オリジナルのビートを作りたいならネタにこだわらねえとな!
こいつには、ビクターから出た音楽が35曲入りでCDに入ってるコンピレーションCDだ。こいつを買っちまうのもありだな。CDでも十分な音質だし、和モノは探すのが大変だ。
レゲエもヒップホップの兄弟みたいなもんでいいぜ。
緑の5本指の音楽って言えるサウンドだ。
おすすめのハードサンプラー
ソフトサンプラーは便利ですが、本格的に作りたいならMPCのようなハードサンプラーをおすすめします。
ハードの機材は思いもせぬ偶然が起きてソフトでは作れないサウンドを得られることが良くあります。
こちらでおすすめのサンプラーを紹介しています。
俺も、すぐにハードサンプラー買うつもりだぜ!パソコンでビートメイキングなんてダセエしな!!
エフェクターで自分で音作り
サンプリングもいいですが、せっかくなら自分でゼロから音作りするのもいいです。
他のフリーソフトサンプラー
コーへーはハードサンプラーが良いっていうが、ソフトサンプラーが便利なのは確か。他の、ソフトサンプラーも紹介しとくよ。
有料のソフトサンプラーもあって見てみたが、確かに高機能で使い勝手も良さそうだ。だが、高機能で色々出来たらいいってモンでもない。俺は有料のソフトサンプラー買うなら、もう少し金ためてハードを買うぜ!
GRACE
もともと販売されていたものがフリーになったものです。
使えるのはWindowsのみになっています。
画像のように読み込んだ音を色々と加工できます。使いやすい、便利。
Zampler
ドイツのメーカーです。
いいよーと聞きますが、僕は使ったことがないです。いいはず!
sforzando
ソフトサンプラーとして使えるだけでなく、ソフトシンセとしても使えます。
フリーで使える音源や、購入していれる音源などがあります。
Kontakt みたいな感じですね。
INDEPENDENCE FREE
こいつも良い!っらしいんですよ。
ごめんなさい、使ったことないんですが、だいぶ使いやすいらしいです。
まとめ
ソフトサンプラー紹介記事のようになってしまいましたが、このように作りました。
僕が使ったTX16Wxなかなか使いやすいです。
もし本格的にビートメイキングをしたいなら、ハードサンプラーを買いましょう。
では、良いヒップホップライフを♪